仁王立ちで48本塁打を確信!特大弾で「48-48」達成の大谷翔平に米記者は興奮隠せず「48回目のサーキットだ!」

 待望の快音が5試合ぶりに轟いた。

 現地9月17日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が敵地でのマイアミ・マーリンズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、第2打席で自己最多を更新する今季48号2ランホームランを放ち、「48本塁打-48盗塁」に到達。今季110打点目をマークした。

 美しい特大なアーチをぶち込んだ。第1打席は見逃し三振だった大谷は4点ビハインドの3回表、1死一塁の場面で相手右腕の低めスライダーが甘く入ってきたところを見逃さずに強振すると、右方向に高く舞い上がった打球にスタンドインを確信。右翼2階席に飛び込む打球速度105.3マイル(約169.5キロ)、飛距離402フィート(約123メートル)を計測する豪快な一発に大歓声が上がった。

 ちなみにローンデポ・パークでは初ホームランとなり、これで30球場制覇となった大谷。昨年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で9回に自らマウンドに立ち世界一に輝いた舞台で、またも歴史を作った。

 なおこの一発でメジャー通算219本となり、クリーブランド・インディアンス(現ガーディアンズ)、テキサス・レンジャースなどで活躍した韓国出身のチュ・シンス
(2005年~2020年)が持つアジア記録のMLB最多本塁打記録を超えるメモリアル弾にもなった。
  無論、現地も大熱狂だ。米カリフォルニア州の日刊紙『Orange County Register』のドジャース番記者ビル・プランケット氏は大谷の一発を見届けると、自身のXを即更新。「ショウヘイ・オオタニの2ラン本塁打、マックス・マンシーの2点二塁打でドジャースが3回に同点に追いついた!」と興奮気味に報告した。

 他にも、米スポーツサイト『TVA Sports』の公式Xは「48-48」を達成した瞬間の動画をすぐに共有すると、「必見!! ショウヘイ・オオタニの48回目のサーキットだ!」とF1に例えて日本人スラッガーの記録更新を称えた。

 ドジャースは、この試合を含めて残り12試合。前人未到となる「50-50」の大記録はもちろん、これで打点でもリーグトップのルイス・アラエス(サンディエゴ・パドレス)を抜き、打撃2冠獲りに向けてラストスパート。どこまで記録を伸ばすことができるのか、大いに注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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