間もなく開幕するミラノ・コルティナダンペッツォ冬季オリンピックでは、スノーボードアルペンの女子パラレル大回転で、三木つばきが金メダル候補のひとりに挙げられ、また今季限りでの現役引退を表明している42歳の竹内智香にとっては現役ラストレースとなるなど、日本人選手に世界からの注目が集まる。
アメリカ大手放送局のスポーツ専門サイト『NBC Sports』はこの種目を特集した記事の中で、優勝候補の最右翼にチェコの「二刀流スター」であるエステル・レデツカを挙げ、「彼女はスノーボードのレース出場数は多くないものの、出場すれば、常に高いパフォーマンスを見せる。昨年の世界選手権では、同時にアルペンスキーとスノーボードの両方でメダルを獲得した史上初の選手となった」と評している。
そして、すでに前回北京大会ですでに「ダブルメダル」を達成している五輪については、「レデツカは同一種目で3連覇を達成する史上初のスノーボーダーになる可能性がある。しかし、日程の都合により、パラレル大回転に出場するためには、アルペンスキーの滑降を欠場しなければならない。レデツカはこの日程変更を求めて大会主催者に働きかけていたが、その要望は受け入れられなかった。それでも、2018年大会で金メダルを獲得したアルペンスキーのスーパー大回転には出場できる」との展望を示した。
この偉大な30歳に挑戦する「新たなスター」として名を挙げられたのが22歳の三木で、同メディアは「北京大会で五輪デビューを果たし、9位に入ったこの日本人選手は、その後着実に成長を続けている。世界選手権では、2023年にパラレル大回転、2025年にパラレルスラロームで金メダルを獲得。数年間にわたる着実な進歩の末、昨季はパラレル大回転、パラレル回転、ワールドカップのアルペン種目で総合優勝を飾ってついにクリスタルグローブを獲得するという、見事な形で戴冠を果たした」と紹介している。
一方、竹内については「女子選手では、この4年間で特筆すべき引退が幾つかあり、2014年ソチ大会金メダリストであるスイスのパトリツィア・クンマーが2023年に、またオーストリアのダニエラ・ウルビング(北京大会銀メダリスト)は昨年5月に競技を終える決断を下したが、ソチ大会のパラレル大回転銀メダリストの竹内は現役続行中であり、自身7回目となる五輪の舞台に上がる」と伝えた。
2002年ソルトレイク大会に始まり、トリノ、バンクーバー、ソチ、平昌、北京、そして今回のミラノ・コルティナと、代表の座を守り続けてきた竹内の最後の挑戦に同メディアは注目するとともに、「クラウディア・リーグラーを憶えているだろうか。現在52歳となったオーストリアの彼女は、北京大会には出場していないものの、いまもW杯の舞台で戦っている。実際、昨季は総合ランキングで8位に入っている。そして今回、5度目の五輪出場に向かっている」と、ライバルの存在を指摘している。
構成●THE DIGEST編集部
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