ファビオ・クアルタラロは現状最も注目すべきMotoGPライダーのひとりだろう。彼は現時点でまだ何の契約も結んでいないものの、ホンダは話し合っているメーカーのひとつだと認めた。
motorsport.comは数日前、クアルタラロは苦戦が続いているヤマハと袂を分かち、2年契約を結んで2027年にホンダへと移籍する可能性を報じた。これを皮切りにMotoGPの移籍市場は活発化しているようで、アプリリアのホルヘ・マルティンがヤマハへ移籍し、KTMのペドロ・アコスタがドゥカティ入りするのではないかというニュースもmotorsport.comは報じた。
2月3~5日のプレシーズンテスト前に行なわれたメディアイベントで、クアルタラロはホンダ移籍報道について言及。確かにホンダは将来について協議中のファクトリーチームのひとつであることを認めつつ、現段階では”まだ”契約書に署名していないことを明かした。
「ホンダは交渉中のチームのひとつだ。2027年を見据えた決断には時間をかけるが、現時点で署名したものは何もない。周囲には信頼できる人材がいる」と、クアルタラロは語った。
さらに2021年にチャンピオンを獲得したクアルタラロは、複数のブランドが自身の獲得に興味を示すほどの実績と名声を確立できたことを喜んだ。
「若い頃、僕は自分を欲しがるチームが存在しないことが最も大きなプレッシャーになることを学んだ。それは恐ろしいことだ。選択肢があることは喜びなんだ」
2027年はMotoGPのレギュレーションが変更され、1000ccから850ccに排気量が変更になり、ピレリタイヤが導入されるなど勢力図が大きく変わる可能性がある。
そんな中でクアルタラロは自身の去就について、金銭的な要素ではなく、競技面での目標を優先すると語った。
「これは僕にとって賭けだが、他の全員にとっても同じだ。誰もが説得しようとするだろう。何を言われようと金銭の問題ではなく、再び勝利を掴むことができるかどうかなんだ」

