最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
「意志の欠如」就任からわずか15日でチームの“テンション低下”を目の当たりにしたマドリー指揮官。“ポルトガルでの惨劇”で明らかになった残酷な事実【現地発】

「意志の欠如」就任からわずか15日でチームの“テンション低下”を目の当たりにしたマドリー指揮官。“ポルトガルでの惨劇”で明らかになった残酷な事実【現地発】


 レアル・マドリーのベンチに座ってからの2週間、アルベロアは選手たちに寄り添う言説を構築することに心血を注いできた。どれほど痛烈な敗戦であっても、就任からの日の浅さに関わらず、公の場ではすべての責任を引き受けてきた。

 サンティアゴ・ベルナベウで批判の矢面に立つヴィニシウスを「世界で最も局面打開力の高い選手」と評価し、「できるだけ多くのボールを預けること」を要求した。そのヴィニシウスとエムバペの前線2人に対し、守備時にサイドバックを追いかけるような役割を求めないことも明確にしていた。

 さらにはバルベルデには「(クラブ伝統の不屈の闘争心のシンボル的存在である)ファニートの精神を体現している」と称賛を送り、パフォーマンスが疑問視されていたベリンガムの献身性を強調。チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ最終節、ベンフィカ戦前日の記者会見では「走りすぎるなと伝えた」という練習中のエピソードを披露していた。

 しかしその翌日、リスボンでの「無気力な夜」の後、アルベロアはインテンシティの欠如について言及することを拒んだ。一方で、当の選手であるエムバペは「もっと意欲を持つべき問題」と認め、ベリンガムも「球際の争いで全て負けていた」と振り返った。
 
 スタッツが残酷な事実を突きつける。ベンフィカの走行距離はマドリーより10kmも長かった(151.9km対141.5km)。UEFAの記録によれば、昨シーズンの開幕から、マドリーがこの項目で対戦相手を上回ったのは、CL22試合中わずか1回(2024年12月のアタランタ戦)のみである。

 新監督はこの点の説明を回避し続けているが、これは2024年8月にアンチェロッティが指摘して以来の懸案事項であり、シャビ・アロンソも最終的に認めざるを得なかった「ロッカールームのコミットメントの欠如」という致命的な問題に直結している。

 ポルトガルでの惨劇は、今のマドリーの欠陥を凝縮していた。序盤から試合に上手く入り込めず、反撃を試みた後半もチャンスを作る能力が欠如していた。エムバペが2-3と1点差に詰め寄るゴールを決めた58分以降、マドリーのシュート3本に対し、ベンフィカは4本。他会場(サン・マメス)でのスポルティングの得点により、マドリーはストレートインで決勝トーナメントに進出するトップ8入りの可能性を失っていたが、チームには最後までその危機感は見られなかった。結局、枠内シュート数でもベンフィカはマドリーの倍(12対6)を記録した。

 モウリーニョ率いるチームに2-4で敗れたことで、アルベロアは完全に危機の中心に立たされた。特に、多くの選手が認めている「意志の欠如」という古くからの穴に対し、どのような決断を下すかが注目される。
 
 就任からわずか15日で、指揮官はチームのテンション低下を目の当たりにする羽目となった。もう一つの課題である創造性の欠如は、クラブの補強戦略に関わる問題であり、短期間での解決はより困難に見える。

 敗戦直後のアルベロアは、依然として選手の盾となる姿勢を崩さなかった。しかし、その振る舞いには変化が見られた。就任初戦のアルバセテ戦では饒舌にあらゆるテーマに答えていたが、リスボンでは言葉少なで、時には突き放すような態度を見せた。就任以来掲げている「試合開始1分目から情熱を剥き出しにする、野心に満ちたチーム」という理想と、現実の乖離が彼を閉鎖的にさせている。
 
 この敗北の代償は大きい。CLプレーオフ(ベンフィカとの再戦が決定)を戦うことになったため、リーグ戦に集中してチームを鍛え直すはずだった「5週間の空白」は消滅した。フィジカルコンディションの改善を最優先としてきたアルベロアにとって、この誤算は痛手となる。

 モナコ戦での大勝(6―1)を「転換点」と位置付け、ビジャレアル戦の勝利(2-1)を「真剣さ」の結果と称えた。しかし、モウリーニョとの再会という舞台で戻ってきたのは、虚無状態でフットボールの魂を欠いたチームだった。

文●ロレンソ・カロンヘ(エル・パイス紙レアル・マドリー番)
翻訳●下村正幸

※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙のコラム・記事・インタビューを翻訳配信しています。

【動画】マドリーが2人退場→ベンフィカGKがまさかの劇的決勝弾

【記事】「記録的な移籍金となる」超絶ゴラッソの22歳日本代表が欧州超名門に電撃移籍か!公式オファーと精通記者が報道!プレミア&ブンデスのクラブとの争奪戦に
 
【画像】長澤まさみ、広瀬すず、今田美桜らを抑えての1位は? サカダイ選手名鑑で集計!Jリーガーが好きな女性タレントランキングTOP20を一挙紹介
配信元: SOCCER DIGEST Web

あなたにおすすめ