恒例の参拝行事で「おや!?」と思わずにはいられなかった―。巨人の春季キャンプが宮崎で始動した2月1日のこと。阿部慎之助監督、国松徹球団社長、水野雄仁編成本部長、吉村禎章CBO(チーフ・ベースボール・オフィサー)、新主将の岸田行倫、新選手会長の吉川尚揮の計6人が、チームを代表して練習前に宮崎市にある青島神社を参拝した。居合わせたファンが振り返る。
「原辰徳前監督の時代は1軍と2軍の選手たちが大行列を作って参拝していました。宿舎から青島神社までの道中を歩く風景こそがキャンプの風物詩だったのですが、阿部監督に代わってから代表者のみの参拝になりました。かなりスケールダウンした印象です。今年も9時過ぎに送迎車で神社境内に現れました」
“イレギュラーな事態”が発生したのは参拝後。巨人の代表者御一行が送迎車に乗り込む中、吉川だけが外から“お見送り”をしていたのだ。送迎車の出発を見届けるやそのままJR青島駅のほうに徒歩で向かっていくのだった。その手には「GoPro」らしき撮影機材がチラリ。どうやら、同行していたスタッフと動画を撮影しながら歩いていたようだ。しかし、巨人の新選手会長をファンが放っておくはずもなく…。常に十数人のスマートフォンやカメラからパパラッチさながらに張り付かれていたのだ。それも、駅近くにある駐車場までのおよそ10分弱に渡って。さすがに吉川も気疲れしてしまったのだろう。最後の最後まで追いかけていたファンからサインをねだられるも断っていた。それにしても、なぜ吉川だけが別行動だったのか?スポーツ紙デスクによれば、
「昨年10月に股関節を手術した影響でキャンプは3軍スタート。3軍のキャンプ地である都城市にスタッフと戻ったのです。現在はリハビリメニューで、2月中に守備練習に復帰する見通しですが、今回の春季キャンプは都城で完走することになるでしょう」
例年だと、背番号3ケタの育成選手主体となる都城キャンプ。今年は吉川のおかげで“イレギュラーな”盛り上がりを見せてくれそうだ。
(五代晋作)
平成ひとケタ生まれのゆとり世代。プロ野球や大相撲をメインにスポーツを取材する。密かなライフワークは日本の映画&ドラマ鑑賞。動画配信サブスクが手放せない。

