2月3日、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットでMotoGPの公式テストがスタート。初日はドゥカティのマルク・マルケスが最速タイムをマークした。
テストは現地時間10時からスタート。昼休憩をはさみ、その後18時まで走行が続けられた。
MotoGPは各メーカーのテストチームが、このテストに先駆けてセパンで新型マシンのシェイクダウンを実施。この時はルーキーのディオゴ・モレイラ(LCR)とトプラク・ラズガットリオグル(プラマック)、さらに優遇措置を活かしたヤマハ陣営の他のレギュラーライダーが参加した。
気温26度で始まったセパンテスト1日目はセッション開始直後にライダー達がコースイン。昨年10月上旬のインドネシアGPで負傷したマルク・マルケスも、それ以来となる久しぶりのMotoGPマシンでの走行を始めた。
セッション序盤はV4エンジン搭載マシンを今シーズンから導入するヤマハにトラブルが発生。テストライダーのアンドレア・ドヴィツィオーゾがコース上でストップし、さらに1時間が経過する頃にはファビオ・クアルタラロがターン5で転倒してしまった。
なおクアルタラロはこのクラッシュでの怪我が心配されたが、痛みこそ訴えていたものの幸い大きな怪我はなかったようで、午後のセッション終盤に復帰している。初日は他にもモレイラやジャック・ミラー(プラマック)が転倒した。
ヤマハ以外のメーカーにもマシントラブルに見舞われた。アプリリアのマルコ・ベッツェッキや、マルク・マルケスらがメカニカルトラブルからストップするシーンがあった。
とはいえ、その他は大きな問題なく走行を重ねていき、順調にテストが進められた。
そしてテスト初日に最速タイムを記録したのは、マルク・マルケスだった。セッション終盤も終盤、残り20分という場面で彼は1分57秒018をマーク。昨年のマレーシアGPでならばポールポジション争いに加わることのできる好タイムを刻んだ。
今回のテストでドゥカティは新型のエアロダイナミクスを試しており、フロントウイングの形状が昨年と比べて大きく変化している。新パーツはマルク・マルケス、フランチェスコ・バニャイヤのファクトリーチームだけでなく、今年は最新型マシンが供給されるアレックス・マルケス(グレシーニ)とファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46)も試した。
テスト2番手タイムとなったのは、0.25秒差でジャンアントニオ。3番手(+0.277秒)にはテック3のマーベリック・ビニャーレスが続いた。
KTM陣営はカーボンスイングアームや、リヤのエアロダイナミクスをテスト。とはいえ2025年は怪我で苦しんだビニャーレスにとっては、まずは体調確認のテストらしく、タイムも中々安定していなかった。KTMファクトリーチームのふたり、ビニャーレスから約1秒差のポジションだ。
2025年に躍進したアプリリアは、最終戦後のバレンシアテストでも試していたエアロダイナミクス類を継続してテスト。マルコ・ベッツェッキが5番手となる1分57秒524をマークした。
アプリリア陣営トラックハウスの日本人ライダー、小椋藍は1分58秒613のタイムでテストを終えた。
日本メーカーはホンダがトップ10以内のタイムをまとまって記録。シェイクダウンからテストライダーのアレイシ・エスパルガロが新型で好印象を与えていたが、ルカ・マリーニ、ジョアン・ミルがそれぞれ6番手と7番手タイムを記録している。
ヤマハは前述のトラブルや転倒者は出つつも、新型V4マシンのテストを遂行。シャシーやエアロの仕様違いを走らせ、データを収集した。タイム面では9番手のクアルタラロが陣営で最速の1分57秒869となった。
なお新人はモレイラがトップから1.664秒差の19番手、ラズガットリオグルが1.869秒差の20番手タイムとなっている。
MotoGPセパンテストはこの後2月5日まで実施予定だ。

