MotoGPセパンテスト2日目はホンダのジョアン・ミルが最速タイムをマーク。ヤマハがテストを欠場するという珍しい事態も発生した。
セパン・インターナショナル・サーキットを舞台に行なわれている、2026年シーズン最初のプレシーズンテスト。2日目の走行では、いきなり大きな出来事があった。
それはヤマハが、プラマックやテストチームを含めて全台走行取りやめとなったことだ。
この原因となったのは、テスト初日にファビオ・クアルタラロがエンジントラブルから一度停止してしまったことだった。ヤマハはこのエンジントラブルの原因が判明するまで、安全上の理由からマシンをコースに送り出さないこととした。
結局ヤマハは2日目のセッション全てを欠席。テスト3日目に復帰するかどうかは、3日目朝に決定する予定だ。なおクアルタラロは初日にクラッシュし、右手指を骨折しているが、転倒とマシントラブルには関連がないとヤマハは説明している。
一方で同じ日本メーカーのホンダがこの日の主役となった。ファクトリーチームのジョアン・ミルが、午前中に1分56秒874のトップタイムを記録したのだ。これはレコードタイムからは0.5秒差があるものの、2025年マレーシアGPのポールポジションタイムを上回っており、ミル本人の予選タイムからは0.6秒も速くなっている。
2番手、3番手にはVR46のフランコ・モルビデリとファビオ・ディ・ジャンアントニオのふたりが続いた。ドゥカティ勢は最新型バイクを操るジャンアントニオや、ファクトリーチームのライダー達が主に空力をテスト。マルク・マルケス(ドゥカティ)は2025年型とのハイブリッド形式を試すなど試行錯誤を続けていた。
なおグレシーニのアレックス・マルケスが、2026年型マシンでこの日唯一のクラッシュを起こし、マシンを破損させてしまった。幸い怪我はなかった。
KTM、そしてアプリリアも継続して空力面でのテストを行なっていた。どちらも新しいリヤウイングを試していたが、アプリリアのRS-GP26ではいわゆる”ステゴサウルス型”ウイングをさらに進化させた、またライバルとは異なるタイプのエアロダイナミクスの追求が見られた。
なおテストは午後4時に短時間ながら雨が降ったことでスリックタイヤには厳しいコンディションとなる場面もあった。何人かのライダーはコースオフすることもあったが、大きなトラブルは生じなかった。

