テック3・KTMのマーベリック・ビニャーレスは、2026年シーズンに向けて非常にモチベーションを高くしている。
ビニャーレスはMotoGPクラスにデビューしてからスズキ、ヤマハそしてアプリリアと渡り歩き、それぞれのメーカーで勝利してきた。
2025年からはKTM陣営のテック3に加入。序盤からトップ3フィニッシュする速さを見せたが、クラッシュによる怪我で、中盤戦以降は欠場続き。シーズンに大きな影響を受けた。
そんなビニャーレスは、2026年シーズンに並々ならぬモチベーションを燃やしている。
「勝って、勝って、そして勝つことだ。それに尽きる。それがモーターサイクルレースというものなんだ。」
ビニャーレスはmotorsport.comを含むメディアにそう語った。
「結局のところ、僕たちは世界中を旅するためじゃなくて、勝つためにここにいるんだ。もちろん、自分がどれだけの犠牲を払っているかはみんなも分かっていると思う。家族のためでもあるし、そしてこれが子どもの頃からの夢だからね。本当に強火の情熱が戻ってきたと言える。だからこそ、風向きが味方しているときに活かさなくちゃいけない」
ビニャーレスは昨年、右肩負傷でシーズンを棒に振った。最終戦バレンシアGPでは復帰したが、新シーズンに向けて大事なのは身体の調子が戻っているかどうかだ。
「感触は良い。今年はしっかり準備してきた」とビニャーレスは語る。
「今回の(セパン)テストは肩が100%回復しているかを本当に理解するための最後のテストになる。そうなって(完治して)いると確信しているし、準備期間はあと1ヵ月ある。すべて順調だよ。あらゆる面で非常に良い取り組みができている」
「16才の頃と変わらないメンタルだよ。正直に言って、この瞬間を楽しみ、自分が持っているすべてを活かすこと以外の考えは持っていない」
ビニャーレスは2026年に向けて少し違った点でも注目されている。昨年終盤に、3度のMotoGPクラス王者であるホルヘ・ロレンソをライダーコーチに迎えたからだ。
ロレンソという実績十分な先輩とのコラボレーションによって、ビニャーレスはさらにテクニックが磨けていると語っており、成長できている実感を感じさせた。
「しっかりやっているよ。実際、テクニックが向上している。ライディングスタイルを変えるのは難しいし長い時間がかかるが、取り組んできた小さな技術を取り入れることはできる。ブレーキとスロットルのコントロール、車輪への荷重配分、さまざまな状況の感知、自分の状態に応じた反応の仕方などなどね」
「1ラップ(のアタック)で結果を出せれば、もっと良くなる。そこは僕の強みだけど、もっと良くすべきなんだ。ホルヘが凄いのはすでに99%でやっていると思っても、100%を要求するところだ。彼はあらゆる部分でプラスアルファを備えている。常に“もう少し”と改善できる部分を見ていて、それが成長に繋がっている。それに、凄くロジカルで体系的なんだ」

