
多くの音楽通や業界人から惜しまれながら放送終了した番組「69号室の住人」が、隣の部屋番号で復活した音楽トーク番組「70号室の住人」(毎週水曜夜9:25〜9:54)。そんな「70号室の住人」の番組ライブ第2弾・年越しバージョンの「70号室の住人カウントダウンLIVE!!!! ~This show MUST continue…~」が2025年12月31日(水)に豊洲PITにて開催され、TOKYO MXにて中継ライブが放送された。本記事では、ファンを熱狂させた“唯一無二”の年末イベントを振り返る。
■最高のステージ、最高のゲストで迎える年末年始
「70号室の住人」は、音楽を愛するお笑いトリオ・グランジの遠山大輔がMCを務める“日本で1番自由な音楽番組”とも呼ばれる音楽トーク番組。メジャーから新進気鋭のアーティストまでゲストとして招き、音楽制作秘話や素顔について迫り魅力を深掘りしていく。今回の「70号室の住人カウントダウンLIVE!!!! ~This show MUST continue…~」は8月におこなわれたZAZEN BOYS×Perfumeに続く第2弾として、年末を彩るべく開催された年越しイベントだ。

イベントは夜8時から開始しているが、中継が開始したのは夜10時から。中継スタートに伴って遠山が挨拶をしていると、既にパフォーマンスを終えたMHRJ(マハラージャン)、パク・ユチョンがやってくる。遠山がパク・ユチョンから「兄」と呼ばれて親しまれていることや、MHRJは「最高のライブ」と感想を口にするなど、すでに会場が熱気に包まれているようすが明かされる。
その後はS.A.R.によるパフォーマンスがおこなわれ、「MOON」や「Side by Side」といった名曲の数々が歌いあげられた。大歓声のなかパフォーマンスが終了してカメラが司会席に戻ってくると、年明けを迎えるための一張羅へ着替えた遠山の姿が。「生放送されてるって事実が誇らしい」と大みそかに相応しい最高のパフォーマンスを見せてくれた面々とのひと時を振り返り、感慨深げに語るのだった。
さらにゲストとして福本大晴が登場すると大きな歓声があがる。イベントの開始から何をしていたのかを問われた福本は「そばめちゃくちゃ食べてました」とお茶目な笑顔を見せ、そんな彼の明るい笑顔にまたもファンからは大きな歓声が上がるのだった。またパフォーマンスを終えたS.A.R.の面々もMC席にやってくると、演奏も終えたため「年を越すだけだ!!」とハイテンションなMCでオーディエンスを沸かせる。
■遠山のやりたいことを詰め込んだカウントダウンイベント

年が明けるまで1時間を切ったころ、グソクムズによるパフォーマンスがスタート。2025年に発売されたアルバム「SCRATCH」から「また咲く花」「いっつも」「あぶないルール」など珠玉のラインナップでライブを盛り上げ、訪れていたファン達を魅了した。ステージに立つゲストたちの熱量がこもった演奏が続いて年明けまで残り10分を切ったところで、遠山からある企画が宣言される。

それは出演者全員がステージに集まり、餅つきをおこなうという正月らしいイベント。杵と臼がステージに持ち込まれると、みんなで餅つきをして食べて新年を迎えようとゲストに呼びかける。この時間では、音速ライン藤井が「70号室の住人」テーマソング(音速ラインステージでは、MC遠山とコラボしたバンドバージョンでも披露された)を弾き語るその横で、出演者一丸となって餅をつくという、「日本で一番自由な音楽番組」という名にふさわしい、若干のカオスな雰囲気が演出され、年明けの瞬間を迎えようとしていた。

メンバー全員で元気よくカウントダウンで新年を迎えたところで、きなこなどの定番の味付けやチョコレートなどの奇抜なものまでさまざまな味付けを施された餅を食べていく出演者たち。会場も一体となって新年を祝って喜びながら、楽しい時間の最後に福本によるパフォーマンスがおこなわれる。

みなさんの“初笑い”ではなく“初ライブ”をもらうことになると意気込んだ福本のパフォーマンスに会場の熱は最高潮を迎え、それに応えるように「恋の上昇気流」「EVE」、そして2025年12月24日に発売したばかりの「すっぴんLOVE」などが歌われた。パフォーマンス後、福本は年末年始というビッグイベントにもかかわらず来場してくれたファン、テレビ越しに見てくれているファンに深く感謝を示す。
最後にはステージに本日のゲストと遠山が全員集合し、来場していたファンたちと一緒に記念撮影。多くの輝く笑顔の中で、年末年始におこなわれた今回のイベント「70号室の住人カウントダウンLIVE!!!! ~This show MUST continue…~」は幕を閉じた。
■和やかな空気で感謝を伝える出演者たち
今回のイベントは遠山やゲストとファンの愛が、会場内を循環して駆け巡り続けているような感覚を覚えた。年に1度しかない大切な時間を共有することによって生まれる特別でエモーショナルな感覚を、出演者たちはパフォーマンスやMCで、ファンたちは歓声によって増幅しあっていたのだ。
“日本で1番自由な音楽番組”である「70号室の住人」独特の緩くも楽しい空気で、年末年始を彩るかけがえのない思い出をいくつも作り上げた本イベント。冬の寒さを吹き飛ばすほどの熱気と暗い夜を吹き飛ばすほど輝く笑顔で満ちた時間は、出演者もファンも忘れることはできないだろう。

最高の形で締めた2025年、そして最高のスタートを切った2026年。本イベントに出演したパク・ユチョン、MHRJ、音速ライン、S.A.R.、グソクムズ、福本大晴、そして「70号室の住人」の今後の活躍からも目が離せない。
このライブのダイジェストは、2月11日(水)21時25分からの「70号室の住人」で放送される予定。
そちらでは、放送前に行われたパク・ユチョン、MHRJ、音速ラインのパフォーマンスも見られるそう。番組ファンのみならず音楽ファン必見の内容となりそうだ。

