MotoGPは2月3~5日にセパンテストを実施。ホンダは今年もマシンを進歩させているとライダーは感じているが、王者ドゥカティに対して依然として差があるとジョアン・ミル達が語った。
ホンダの2026年型マシンは、事前にシェイクダウンテストを担当したアレイシ・エスパルガロ(テストライダー)からはかなり評価が高く、彼は「これまでに乗った中で最高のバイク」だと話していた。
そしてセパンテストで新型を試したファクトリーチームのジョアン・ミルとルカ・マリーニも、パフォーマンスが向上していることを確認した。
だがミルは同時に、王者ドゥカティにはまだ手が届かないとも認めている。とはいえそれはホンダの進歩が十分ではないからではなく、ドゥカティが王者として力を見せつけてきた、という点が大きいだろうと彼は示唆した。なおドゥカティ勢はテスト最終日にアレックス・マルケス(グレシーニ)がコースレコードに迫るトップタイムを記録し、陣営6台がトップ6タイムと上位を独占した。
「良かったと思う。でも、ドゥカティ勢、特にアレックスのペースを見ると、僕らは離されている」
ミルはそう語る。
「昨年と比較して僕らは進歩している。1分59秒台は2回あったけど、1分58秒台でロングランの大半を走る事ができたからね」
「悪くないペースだ。だけどドゥカティはこのプレシーズン期間にさらに一歩進んでいて、かなり強力になっていると思う」
「僕たちはどんな状況でもドゥカティのことを狙っているわけではない。そんなのは間違っている。僕らはかなり遅れているんだ。今回は彼らがしっかりと進歩し続けていることを見せつけられ、ちょっとした現実を分からせられるようなコトだったと思う」
またマリーニも冬の間にライバルが進歩してきたことで、ホンダの進歩が相殺されてしまったと考えている。
「多くの分野でバイクは改善されているよ。特にブレーキング進入だね」とマリーニは言う。
「満足はしているけれど、まだ多くの作業が必要だ。すべてのメーカーが常に改善しているように見えるため、ギャップは(昨年の)マレーシアGP時とほぼ同じなんだ」
「このままプッシュして作業を続けていくことが必要だ。タイ(ブリーラムテスト)はバイクをしっかり仕上げる上でかなり重要になってくるだろう。特に開幕戦(タイGP)のためにもね。ブリーラムテストに向けてはまだいくつか新パーツがあるから、何ができるか確かめてみよう」
ホンダにとっての最大の弱点となっているのはグリップだ。エンジンパワーが改善している一方で、依然としてグリップが問題になっているとミルは説明した。
「グリップはまだまだだ。かなり足りていない」
ミルはそう語った。
「僕らがもう少し集中すべき点がグリップなんだ。もう少しグリップがあればスピンをもう少しコントロールしやすくなり、タイヤの劣化を抑えられるようになるからね」
「レースペース面ではまずまずだと思う。仮に明日レースがあったとして、僕らはトップ5、トップ4を争えると思う。それ以上は無理だろうけどね」

