2026年のMotoGPは、タイでの開幕戦まで1ヵ月を切った。そんなタイミングで、全チームがマレーシアの首都クアラルンプールに集結。シーズン開幕イベントを開催した。
MotoGPは昨年、タイのバンコクでシーズン開幕イベントを初開催。今年はその開催地がクアラルンプールとなった。MotoGPを運営するドルナ・スポーツは当初、このシーズン開幕イベントをシンガポールで行なうことを検討していた。しかし、このイベント直前の2月3日から5日にかけてはセパン・インターナショナル・サーキットを舞台にテストが行なわれていたため、輸送・移動という側面を考え、マレーシアでの開催となった。
クアラルンプールはMotoGPの人気が特に高い土地であり、これまでにも多くのチームがここで新マシンの発表会などを行なってきた。
今回のイベントは、1日だけではなく、2月6日(金)から始まった。クアラルンプールのシンボル的存在であるペトロナスタワーなど、様々な場所に各チームの2026年マシンが展示され、その日の夜遅くにはライダーが集結し、写真撮影が行なわれるなどした。
ペトロナスタワー周辺には全11チームのガレージが用意され、ライダーたちがコースイン/アウトするための仮設ピットレーンも準備された。
そして7日(土)の夜、ライダーたちはレーシングマシンに跨ってクアラルンプールの街に繰り出した。ペトロナスタワー前の道路は封鎖され、彼らはウイリーなどを披露。走行順は昨年のランキングとは逆で、まずはプラマックとLCRがコースイン。ドゥカティが最後尾に控えた。
この日のイベントに参加しなかったのは、ヤマハのファビオ・クアルタラロと、グレシーニのフェルミン・アルデゲルのふたりのみ。クアルタラロはセパンテストで怪我を負ったため、代役としてアウグスト・フェルナンデスが参加した。グレシーニは、アレックス・マルケスがひとりだけで走った。
アプリリアのホルヘ・マルティンは、怪我からの回復途上にあったためにセパンテストを欠場したが、このイベントで”復帰”を果たした。
走行後、ライダーたちはペトロナスタワーの麓にある大型ショッピングモール”スリヤKLCC”前に設置された特設ステージに登壇。インタビューに答えたり、ファンとの交流を楽しんだりした。
複数のチーム代表へのインタビューも行なわれ、その中には新たにテック3の共同オーナーとなったギュンター・シュタイナーの姿もあった。
近年は様々なレーシングカテゴリーが、大規模なシーズン開幕イベントを開催する傾向になる。しかし今季は、主要なレースで同様のイベントを開催したのはMotoGPだけである。F1は昨年、ロンドンでシーズン開幕イベントを行なったが、今年は新レギュレーション導入初年度ということもあり、この開催を見送った。

