ミラノ・コルティナ五輪は現地2月8日、アルペンスキー女子滑降が行なわれ、米国のスキー界を代表するリンゼイ・ボンが奇跡的な出場を果たしたが、スタート直後に転倒。立ち上がることができず、悲痛な泣き叫ぶ声がコース上に響き観客やチームメイトが心配そうに見つめた。
ボンは1月30日のW杯女子滑降で転倒して左膝を痛め、ヘリコプターで救急搬送。のちに前十字靱帯の完全断裂、骨挫傷や半月板損傷と診断され5度目の五輪出場に暗雲が漂ったが、41歳のレジェンドは諦めずに最後まで出場を模索。この日、強行出場を決断した。
米国を代表するスーパースターがスタート台に立つと客席から大歓声が上がったが、スタート直後にまさかの転倒。会場は悲鳴が上がり静まり返った。ボンはそのまま動けず、競技は一時中断。すぐに救命チームが応急処置をして担架に乗せられ、ヘリコプターで緊急搬送された。
現地で取材しているカナダ放送局『CBC』記者のデビン・ハーロウ氏は自身のXに「リンゼイ・ボンがクラッシュした」と速報。写真を添付し、「医療スタッフが今、スキー界の伝説に手当てを施しています。コルティナの山では大きな懸念の声が上がっている」と記し、「レースは中断されています。これは見ていてひどい」と生々しい現場の悲報を伝えた。
ボンは2010年バンクーバー五輪の女子滑降で金メダルを獲得するなど、これまで3個のメダルを獲得。W杯では4度の総合優勝、滑降では通算44勝を挙げる。19年の世界選手権で3位に入った滑降を最後に一度は第一線を退いた。
モデルとして活躍していたが、24年11月に膝に人工関節を入れる手術で痛みが消えると競技に復帰。今季のW杯滑降第1戦で8季ぶりに優勝していた。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】「ひどい」カナダ記者が目をそむけた転倒…ピクリとも動かない41歳の米選手
【画像】冬に咲く可憐な華! ミラノ・コルティナ五輪を彩る「美女トップアスリート」たちを一挙紹介!

