現地時間2月7日(日本時間8日、日付は以下同)、オクラホマシティ・サンダーはホームのペイコム・センターで行なわれたヒューストン・ロケッツ戦を106-112で落とし、2連敗を喫した。
翌8日を終えて、昨季の覇者はウエスタン・カンファレンスならびにリーグベストの40勝13敗(勝率75.5%)を記録。ただし、現在はエースのシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(SGA)が腹部を痛めて2戦連続、ジェイレン・ウィリアムズもハムストリング負傷のため10試合連続で欠場と、チームトップ2の実力者を欠いている。
ロケッツ戦ではケイソン・ウォーレスが23得点、4アシスト、4スティール、アイザイア・ジョーが21得点、3スティール、チェット・ホルムグレンが17得点、14リバウンド、アーロン・ウィギンズが17得点と奮戦も、戦力不足は明らかだった。
そうしたなか、4日に成立したトレードで、フィラデルフィア・セブンティシクサーズから獲得したジャレッド・マケインが新天地デビュー。13分56秒のプレータイムで5得点、2リバウンド、1アシストを記録した。
加入直後で、フィールドゴール成功率は33.3%(2/6)で2本のターンオーバーを喫してしまったとはいえ、マーク・ダグノーHC(ヘッドコーチ)はキャリア2年目のガードに“合格点”を与えていた。
「彼は良かったよ。ここに着いてから、まだ48時間も経っていないんだ。本当にタフな状況だったけど、試合に上手く溶け込んで、いい仕事をしていたと思う。自信に満ちていてアグレッシブだったけど、不適切な感じはなかった。我々のプレースタイルに合っているように見えた。明らかに難しい状況のなか、彼は素晴らしい仕事をしてくれたよ」
21歳の若手ガードはNBA1年目の昨季、平均15.3点、2.6アシスト、3ポイント成功率38.3%を残したが、2024年12月に左ヒザの外側半月板断裂のため、わずか23試合で無念のシーズン終了。昨年9月下旬にはワークアウト中に右手親指の尺側側副靭帯(UCL)を損傷し、今季最初の6試合を欠場していた。
その後チームへ復帰し、主にバックアップガードとしてプレー。だが平均6.6点、2.0リバウンド、1.7アシストにフィールドゴール成功率38.5%と、波が激しく苦戦していた。
6日のチーム練習前、マケインは満面の笑みを見せてサンダーの熱狂的な観客の前でプレーすることに興奮しつつ、こうも話していた。
「コーチが計画してくれたことなら何でも、僕は喜んでやるよ。その役割がスポットアップシューターなのかもしれない。でもそれが何であれ、僕は喜んでやる。このチームのカルチャー、プログラムの一員になれて嬉しいんだ」
9日のロサンゼルス・レイカーズ戦で、サンダーはウィリアムズが復帰を飾る見込みも、SGAはオールスターブレイク後に再検査を受けるため、当分は欠場が続く。しかしそれは、マケインにとって新天地でプレータイムを確保するチャンスでもある。
サンダーで初めてマケインと共演したホルムグレンは、新たなチームメイトの働きを称えていた。
「今夜の彼のプレーは素晴らしかったね。本当にいいゲームだったと思う。このリーグは本当に難しいんだ。練習時間が十分に取れないからね。彼はミスを恐れていなかったし、実際にミスはしなかったと思う。彼は正しい位置にもいた。
それに、彼はアグレッシブだった。ディフェンスに阻まれた時でも、正しいプレーをした。彼をもっと出場させて、彼や他の選手たちとのケミストリーを高め、彼が得意なプレーでさらに活気を与えてくれるのを楽しみにしている」
ウエストは2位のサンアントニオ・スパーズ(36勝16敗/勝率69.2%)が3.5ゲーム差まで迫っているため、シーズン終盤にかけて順位争いはさらに激化していく。
そうしたタフな状況でも、サンダーはSGAとウィリアムズ、ホルムグレンを中心とした布陣に有能なロールプレーヤーを抱えつつ、マケインという新戦力を加えた。この男がチームへ馴染むことで、セカンドユニットの秘密兵器になる可能性を秘めていると言えるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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