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「映像は素晴らしい」「ブブゼラを思い出す」五輪ドローン中継に賛否両論 BBCが伝えた臨場感の進化と違和感【冬季五輪】

「映像は素晴らしい」「ブブゼラを思い出す」五輪ドローン中継に賛否両論 BBCが伝えた臨場感の進化と違和感【冬季五輪】

現地2月9日、ミラノ・コルティナ冬季五輪で導入された“新たな映像演出”が大きな話題を呼んでいる。英公共放送局『BBC』によると、今大会ではドローンを活用した中継がこれまで以上に本格導入され、視聴者に強烈な臨場感を届けているという。

 カメラを搭載したドローンは、滑走する選手のすぐ後方を高速で飛行。この疾走感あふれる映像は、過去の五輪では実現できなかった新たな視点だ。同局も「これまでにない迫力」と評価する一方、その存在感は映像だけにとどまっていない。
  現在、議論の的となっているのがドローンのプロペラ音だ。中継では「ウィーン」という高い回転音がはっきりと拾われ、SNS上では「映像は素晴らしいが音が気になる」「2010年南アフリカワールドカップのブブゼラを思い出す」といった困惑の声が上がっていると、BBCは伝えている。

 最大の懸念は、競技中の選手への影響だ。五輪で2つの金メダルを獲得した元スケルトン選手のリジー・ヤーノルド氏は、元競技者の視点から「些細な変化でも選手の集中を乱す可能性がある」と警鐘を鳴らす。一方、米国チーム関係者は「選手に音は聞こえておらず、影響はない」と語っており、受け止め方は分かれている。

 これに対し、国際オリンピック委員会(IOC)はBBCの取材に、「トップ選手を交えた入念なテストを重ねており、苦情は一件も届いていない」と回答。大会組織委員会も、これまでに正式な苦情は寄せられていないとしている。

 訓練中にドローンが墜落するトラブルもあったが、その操縦技術自体は高く評価されている。革新的な映像表現か、それとも競技の静寂か。BBCが報じたこの議論は、五輪中継が「最高の臨場感」を追求するうえで避けては通れない、新たなハードルとなっている。 

構成●THE DIGEST編集部

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配信元: THE DIGEST

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