
よみがえった12人の黄金聖闘士が、北欧の「アスガルド」を舞台に、新たな戦いに身を投じる、アニメ『闘士星矢 黄金魂 -soul of gold-』キービジュアル (C)車田正美 / 聖闘士星矢 黄金魂」製作委員会
【画像】作画崩壊で残念な姿になってしまった、『聖闘士星矢』アフロディーテの”本来の姿”を見る
作画1つで印象激変!
アニメキャラクターは、目や口、前髪のわずかなズレによって印象が大きく変わります。なかでも美形キャラはファンの期待値が高い分、作画の完成度が厳しく見られがちです。そうした高いハードルをクリアできず、「作画崩壊」認定されてしまった作品は珍しくありません。
2014年に放送されたアニメ『DRAMAtical Murder(ドラマティカルマーダー)』は、バトルゲームに巻き込まれた少年を主人公とするSFアクションです。ニトロプラス キラル(現:ニトロキラル)から発売された女性向けボーイズラブゲームを原作としており、作中には多彩なイケメンキャラが登場します。
しかし「作画崩壊」として語り草になったアニメ第3話では、各キャラが普段とは異なる表情を見せました。例えば主人公「蒼葉(CV:私市淳)」が自宅の鍵を開ける場面は目や鼻の配置がちぐはぐで、福笑いを思わせるような間の抜けた印象を受けます。続いて登場した「ノイズ(CV:日野聡)」も、トレードマークのピアスがところどころ描き忘れられており、違和感を覚える視聴者も少なくありませんでした。
さらにみんなで食卓を囲むシーンでは、登場人物全員の顔が簡易化され、まるでマスコットキャラクターのように映ります。彼らが口にしていたドーナツのような揚げ菓子も、描写があまりに簡素すぎることから「じゃがいもに見える」と話題になりました。
放送後、アニメ公式X(旧:Twitter)では「一部、制作側の意図しない内容にてお届けした部分がございました」「現在リテイク作業中です」といった説明が行われ、配信版やBlu-rayなどでは作画が修正されています。キャラクターの顔立ちも整い、問題視されていた揚げ菓子にもしっかり揚げ色がつき、少なくとも「生のじゃがいも」に見えることはなくなりました。
よりにもよって「美の戦士」が
1980年代に放送されたアニメ『聖闘士星矢』(原作:車田正美)も、作画面でたびたび話題を呼んだ作品です。特に「魚座のアフロディーテ(CV:難波圭一)」は、88星座のなかでも随一の美貌を誇る聖闘士として知られており、その描写には注目が集まりました。
登場回となる第68話では、目と目の間隔が詰まって見えたり、輪郭がやや面長に描かれたりする場面があり、作画にばらつきを感じさせます。さらに続く第69話では、泣きボクロが目立って大きく描かれているほか、唇が厚く強調されたカットも確認できました。
こうした描写から、原作で描かれてきた中性的な美しさが十分に表現されていないと受け止めた視聴者も多く、ネット上には「これが美の戦士だと?」「美しさが魅力のキャラクターだけに残念」といった声が多く見られます。
「ビジュアル系西遊記」とも称される『最遊記』(原作:峰倉かずや)のアニメシリーズもまた、作画について語られることの多い作品です。
なかでも2000年に放送されたアニメ『幻想魔伝 最遊記』は、全体を通して作画のばらつきが見られ、頬骨が強調されていたり、目の位置が離れて見えるカットがあったりと、顔まわりの印象に違和感を覚えた視聴者が多くいました。特に前期のエンディング映像では、峰倉かずや先生による原作イラストが使用されていたこともあり、アニメ本編との絵柄の差がより際立って見えた人も多いはずです。
ちなみに三蔵一行と敵対する「紅孩児(CV:草尾毅)」については、比較的作画が安定している印象を受けます。そのため、一部のファンの間では「製作者サイドに紅孩児ファンがいたのでは」と推測する人も少なくないようです。
