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安田章大&のんがW主演決定 自閉症スペクトラム症の兄と、結婚を控える妹の感動の物語<平行と垂直>

安田章大&のんがW主演決定 自閉症スペクトラム症の兄と、結婚を控える妹の感動の物語<平行と垂直>

映画「平行と垂直」メイキング写真
映画「平行と垂直」メイキング写真 / (C)2026「平行と垂直」製作委員会

安田章大(SUPER EIGHT)とのんが、映画「平行と垂直」(8月28日[金]公開)でW主演を務めることが決定。安田が企画から携わり、約2年をかけて監督と脚本を練り上げた本作。W主演を務める2人と監督からのコメントと、メイキング写真が公開された。

■映画「平行と垂直」ストーリー

自閉症スペクトラム症の大貴(安田)と、兄を幼い頃から支えてきた妹の希(のん)。兄妹は幼い頃に母親を亡くし、ネグレクト気味の父親から距離を置き、2人で懸命に生きてきた。

ほとんど会話をせず表情もあまり変わらないように見える大貴。現在は清掃の仕事に就き、周囲のサポートを受けながら自立した生活を送っている。そんな大貴は、全てを平行と垂直に並べるほど几帳面でこだわりが強く、机に並ぶ食器も丁寧に揃える性格。週に一度の希との食事の時間は19:00と決まっており、1分でも過ぎると落ち着かなくなってしまう。

2人の生活は変わることなく続くと思っていたが、カウンセラーの仕事をしている希は恋人からプロポーズを受け、一抹の不安を抱えながら兄と共に、婚約者の両親に会いに東京へ行くことに。それは2人の“これから”だけでなく“これまで”に向き合うことでもあった――。

■安田章大が企画から参加 のんも役作りに真摯に取り組む

安田章大が、劇団ふくふくやを主宰し女優としても活躍する山野海のオリジナル脚本に感銘を受けて、旧知の佐藤現プロデューサーに「これを映画化できないだろうか?」と持ち込んだことから企画が始動。

そこに企画に共鳴した小林聖太郎監督も加わり、自閉スペクトラム症(ASD)の専門家たちに監修を仰ぎながら、約2年をかけて脚本を練り、企画の実現にこぎつけた。

また、安田はASDの役を演じるにあたり、幾度となく専門家のレクチャーを受け、ASDなどの特性をもつ生徒たちが通う教育機関を訪問。交流を通し理解を深め、真摯に役作りに向き合った。

一方、カウンセラーとして働きながら兄を支える妹・希役を演じるのんも、本作の脚本に感銘を受けて、希役のオファーを快諾。実際に障がいのあるきょうだいを持つカウンセラーの方々から話を聞く機会を持つなど、こちらも誠実に役作りに取り組んだ。

■安田章大コメント「いったい誰が定めた普通なのか」

この映画、「平行と垂直」は、自閉症の大貴と定型発達の希、そんな兄妹の微々たる成長物語でありその2人と関わる人々が心に棲まわせる寛大、辛辣、はたまた無関心というあらゆる本音たちと共に生きていく物語です。

人は必死に生きていこうとすればする程沢山の否定と肯定、そして無視に出逢います。僕は日々生きていてこう思うことが多々あります。

ただ病名が付いていて診断されただけで、定型発達の方の中には変わった表現者もいて、自閉症の方の中にも何ら変わりない表現者もいる。

どんな人も伝えたいことをしっかり思考を巡らせ持っていて何より気持ちが動いている。ただ、表現することや伝達することが不得手なだけ。少し時間がかかってしまったりするだけ。

街中では誰かがこんなことを口にします。“普通は〜.”

いったい誰が定めた普通なのでしょうか。

僕が感じるにこうです。“誰かが言う普通は、とある誰かにとっては異常”“誰かが言う異常は、とある誰かにとっては普通”。

意見を持つことも時に大事、しかし、それ以上に大事にする必要があることは"自分の中にはまだ存在してくれてなかった言動に対する受動力"です。

すると、新たな存在の種が芽生えます。そして繋がり合えた同志は確実に世界が和みます。その1つ1つが大きな気付きを世界に産み落とします。

僕たちって急な成長を望みたがるし、望まれます。誰だってアゴあげ息切らして必死に息吸って吐いて懸命に生きてます。

だけど生きる速度は "人、それぞれ" 。生まれ落ち方が少しずつ違っただけで。なのに、偏見という名の"安心材料になる普通"で判断しがちに感じています。

今日、日が明けてまた今日 また日が明けてまたしても今日。僕たちは毎日微々たる成長しかないかもしれないけれど誰かが誰かにおもいやりを持って生きてくれるだけでどれだけ心強くあったかくて、泣けてくるか。

忘れないでください。

「味方だよ。」

"平行と垂直"から少しでも伝播することの願いを込めて
安田章大(SUPER EIGHT)は、自閉スペクトラム症の兄・大貴を演じる
安田章大(SUPER EIGHT)は、自閉スペクトラム症の兄・大貴を演じる / (C)2026「平行と垂直」製作委員会


■のんコメント「安田さんのおかげで、希としてカメラの前に立てた気がする」

脚本を読んだ時、大貴と希の一生懸命に生きる姿が思い浮かんで、胸が締め付けられました。参加できて、本当に嬉しく思います。

社会に溶け込んで生きていく上で何を頼りに自分を支えるのか。希は、何を支えにしているのか。

安田さんには感謝の気持ちでいっぱいです。大貴が素晴らしくて、毎日感動していました。安田さんのおかげで、希としてカメラの前に立てた気がします。

たくさんの方にこの物語が届きますように。
のんはカウンセラーとして働きながら兄を支える妹・希役を演じる
のんはカウンセラーとして働きながら兄を支える妹・希役を演じる / (C)2026「平行と垂直」製作委員会


■小林聖太郎監督コメント「この作品が一助となればこの上ない幸せ」

山野海さんによるオリジナルシナリオ「平行と垂直」と出会ったのは2年前のことでした。

企画を立ち上げた安田章大さんと原案・脚本の山野海さん、プロデューサーの佐藤現さんとの4人で初顔合わせの日、いつの間にか其々の生い立ちや心の内を吐き出しあったあの時間が、その後のホン作りの核になったと思います。人生にめったに訪れない不思議で豊かな時間でした。

世界はますます余裕をなくし相互扶助から遠ざかっていくばかりですが、人の善性を「偽善」だと大声で糾弾する「ホンネ」の荒波に呑まれるがままに「(経済的に)役立つものにしか存在意義はない」とうそぶくのはもう沢山です。

様々な困難を抱えた人と人とが、葛藤を抱えたり小競り合いを繰り返しながらも共に歩むことができるよう、この作品がその一助となればこの上ない幸せです。

「行く先を 海とさだめし しづくかな (成石平四郎)」

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