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直近5年で4度のトレード移籍…さすらいのハーデンが持論展開「忠誠心という概念は、過大評価されていると思う」<DUNKSHOOT>

直近5年で4度のトレード移籍…さすらいのハーデンが持論展開「忠誠心という概念は、過大評価されていると思う」<DUNKSHOOT>

現地時間2月11日(日本時間12日)、クリーブランド・キャバリアーズは、ホームのロケット・アリーナでワシントン・ウィザーズを迎え撃ち、一度もリードを許さず138-113で快勝した。

 これでキャブズは5連勝、さらに直近11戦で10勝1敗とし、イースタン・カンファレンス4位の34勝21敗(勝率61.8%)でオールスターブレイクへ突入。3位のニューヨーク・ニックス(35勝20敗/同63.6%)を1.0ゲーム、2位にいるボストン・セルティックス(35勝19敗/同64.8%)を1.5ゲーム差で追っている。

 キャブズにとってこの日は、1月28日以来初のホームゲーム。2月のトレードで加入したジェームズ・ハーデン、デニス・シュルーダー、キーオン・エリスにとっては新天地での初陣となった。

 ウィザーズ戦ではサム・メリルが10本中9本の3ポイントを沈めてゲームハイの32得点、ドノバン・ミッチェルが30得点、5アシスト、2スティール、ジャレット・アレンが21得点、9リバウンド、2ブロックと活躍。新加入組ではハーデンが13得点、11アシスト、シュルーダーが7得点、2アシスト、エリスが6得点、3アシストを残して勝利に貢献した。
  なかでもダリアス・ガーランド(現ロサンゼルス・クリッパーズ)に代わる先発ポイントガードとして迎えられたハーデンは、キャブズ加入後の3試合で平均19.3点、5.3リバウンド、8.7アシスト、3ポイント成功率42.1%(平均2.7本成功)と、短い調整期間ながら持ち前のアジャスト力で早くも主軸の一角を務めている。

 36歳のベテランガードにとって、キャブズは通算6チーム目。特にこの5年間は、2021年1月にヒューストン・ロケッツからブルックリン・ネッツへ移籍したのを皮切りに、翌22年2月にはフィラデルフィア・セブンティシクサーズへ、23年11月にはクリッパーズへ、そして今年2月と、4度もシーズン中のトレードを経験している。

 現在、リーグにはゴールデンステイト・ウォリアーズ在籍17年目のステフィン・カリーや、ミルウォーキー・バックス在籍13年目のヤニス・アデトクンボなど、ドラフト指名された球団で10年以上プレーする“フランチャイズプレーヤー”がいるが、ハーデンはウィザーズ戦後の会見でチームに対する“忠誠心”について持論を展開した。

「いわゆる忠誠心という概念は、過大評価されていると思うね。だって結局のところ、これはビジネスであって、巨額のカネが絡むものであり、多くの決断を下さないといけない」 キャリア17年目のハーデンは、会見中に大きな眼を見開いて、淡々とNBAの世界におけるトレードについて語った。

「結果を出せなかったり、将来性が見えない選手がいた場合、フロントオフィスの人間の中には仕事をしないといけない立場にあり、仕事を続けたいと考える人もいる。だから、彼らが自分たちの仕事を維持するため、最善を尽くさなければならないと感じ、選手をトレードすることだってある。

 そこにはさまざまな要因が絡み合っている。最終的に、これはあくまでビジネスなんだ。NBAに限らず、普通の仕事をしている人だって同じ問題を抱えている。ただ、そのことが大きく取り上げられていないだけさ」
  ハーデンの加入で、キャブズはミッチェルとアレン、さらに現在ふくらはぎを負傷して離脱しているエバン・モーブリーとの強力なコアが完成。

 来季契約がプレーヤーオプションのため、今夏の決断は気になるところだが、ハーデンは「俺が優勝を目指して競い合っていく上で集中力を失うことなんてない」と、初のリーグ制覇に向けてフォーカスしていると強調した。

 今季頂点に立つチームがどこになるかは、まだ誰にもわからない。ただ、ハーデンは優勝するチャンスがあると判断してキャブズ移籍を決断しただけに、まずはオールスターブレイク後からプレーオフまでの期間に、どこまで溶け込むことができるか注目していきたい。

文●秋山裕之(フリーライター)

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配信元: THE DIGEST

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