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多くの人は気にしていない? 『閃光のハサウェイ』主力MS「メッサー」のデザインが色々違うワケ

多くの人は気にしていない? 『閃光のハサウェイ』主力MS「メッサー」のデザインが色々違うワケ


「HG 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女 メッサーM01型(ガウマン機) 1/144スケール 色分け済みプラモデル」

【画像】「えっ、こんなに…」「別物?」 これが、もとは「全て同じ」ハサウェイ側主力MS「メッサー」の皆さんです(5枚)

同じ「メッサー」なのに、「別物」に見える機体も?

 2026年1月30日の公開いらい、好調な興行成績をあげている『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』の見どころはいくつもありますが、あまり話題になっていない部分にも注目すると、意外なことに気づきます。

 そのひとつが、反地球連邦政府組織「マフティー」の運用するMS(モビルスーツ)「メッサー」です。メカに興味のない人は気づかなかったかもしれませんが、今作では、第一部となる前作『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』に登場したメッサーと異なる形状の機体が登場していました。

 それが、「Me02R-M01 メッサーM01型」です。本編で「M型」と呼ばれていました。今作で「ガウマン・ノビル」が搭乗したMSです。通常の機体に比べて癖があると発言していました。

 前作に登場した機体は「Me02R-F01 メッサーF01型」です。バリエーションとしてF01型の脚部にホバー走行の継続時間を向上させるリフティング・フレアを追加した第2種兵装の「Me02R-F02 メッサーF02型」などがありました。

 量産型MSはバリエーションが多いものですが、メッサーに関しては少々事情が異なります。テロ組織であるマフティーと製造元の「アナハイムエレクトロニクス社」の関係が知られないよう、「外装には手が加えられている」という設定があるからです。

 このため、生産ラインが異なるF型とM型では外装に違いがありました。こうした事情から、同じ名前を持つMSでもデザインが異なるわけです。その点から考えると、これまでの「ガンダム」シリーズのMSにはないバリエーションの形であるといえるでしょう。

 そして、この独特なバリエーション展開は作品世界以上に、「商業的」に大きな意味を持つことになります。


有名な「ザクII」は、作品が変わるとデザインに手が入って商品化されるケースがあった。画像は『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』に登場したドアン専用ザクを立体化した「GUNDAM FIX FIGURATION METAL COMPOSITE MS-06F ドアン専用ザク」(BANDAI SPIRITS)

メッサーの設定「商業的」にも有効なワケ

 これまで同じ名前のMSでも、作品ごとにデザインが変わるということはありました。たとえば「MS-06 ザクII」のデザインは、後に作られた作品では改良型として設定されています。

『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場した「MS-06FZ ザクII改」や『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場した「MS-06F2 ザクII」などです。

 これは「解像度の差」と認識するファンも多く、同じザクIIでも作品が違うだけでデザインは同一とする考え方でしょう。つまり作品が違えば、その世界観に合わせてデザインも変わるという考え方です。

 しかしメッサーのように、同じ作品で細部の違うデザインというのは初めてのことでした。これを「設定」で整合性を取るという方法は異例なことです。なぜこのようなことになったのでしょうか。

 ひとつはメッサーの「デザイン変換」の歴史にあります。もともと小説用に森木靖泰さんがデザインしたのは1989年でした。その後、2000年に発売されたPlayStation用ゲーム「SDガンダム GGENERATION-F」に『閃光のハサウェイ』のMSが登場することになったさい、藤田一己さんの手でデザインがリファインされます。

 さらに映画化にあたり再度のリファインが行われ、藤田さんの画稿をもとにカトキハジメさんが調整したものがF型でした。ちなみに今回登場したM型は、原典の森木さんのものに近くなっています。このことから「F型とM型の名前はデザイナー由来」とファンから推測されていました。

 もうひとつは「商業的理由」という推測です。もともと『閃光のハサウェイ』に登場するMSは4種類しかなく、数多くの新製品を出しづらい点を多くのファンが指摘していました。しかし、今回のメッサーのような設定ならば、バリエーションも問題なく増やせることでしょう。

 実際、ガンプラのHGシリーズだけでもメッサーF01型、メッサーF02型、メッサーF02型(指揮官機)、メッサーF02型マインレイヤー装備の4種類が発売されました。ここに、今度はメッサーM型が加わるわけです。

 ザクの系列機であるメッサーは、バリエーションが多くても不思議ではありません。むしろ今後は第2、第3のデザインが違うメッサーが出る可能性もあります。M型が「最後のメッサー」とは限らないかもしれません。

配信元: マグミクス

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