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「休んで治るケガはない」ヒザの負傷を抱えてツアーを戦うフリッツ、徹底ケアと向き合い方を明かす<SMASH>

「休んで治るケガはない」ヒザの負傷を抱えてツアーを戦うフリッツ、徹底ケアと向き合い方を明かす<SMASH>

現在開催中の男子テニスツアー「Nexoダラス・オープン」(アメリカ/ダラス、室内ハードコート、ATP500)の男子シングルスに第1シードとして出場しているテイラー・フリッツ(アメリカ/世界ランキング7位)が、記者会見でここ数カ月悩まされているヒザのケガについて言及。負傷を抱えながらもツアーを戦い続ける意思と、その取り組みを明かした。

 アメリカ代表として臨んだ2026年シーズン開幕戦の男女混合国別対抗戦「ユナイテッド・カップ」では1勝3敗と本来の力を発揮し切れなかった28歳のフリッツ。大会期間中の会見では、オフシーズンの大半を「ヒザのリハビリに費やした」と語るなど、万全とは言えない状態で新シーズンに入っていたことを明かしていた。

 そして、先月の四大大会「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/ハード)ではベスト16に進出し、徐々に調子を上向かせると、今大会は1回戦でマルコス・ギロン(同59位)、2回戦ではブランドン・ナカシマ(同29位)、準々決勝ではセバスチャン・コルダ(同53位)とアメリカ勢3人を撃破。準決勝進出を決めている。

 2回戦勝利後の会見では、自身の現状を冷静に分析。コンディションに不安を抱えながらも白星を挙げられる背景には、徹底したケアの積み重ねがあるようだ。

「試合後には理学療法士に約1時間、その時々に気になっている箇所のケアをしてもらっている。それから、ヒザのリハビリメニューも全てこなしている。試合の直後に行なうこともあれば、練習前のウォーミングアップに組み込むこともある。だいたい45分ほどかけて行なっている」
  ヒザのケガとなれば休養を選択するケースも少なくないが、フリッツは“休むこと”が最善ではないと考えている。理学療法士の助言を受け、「痛みが一定の閾値を超えなければ、リハビリを続けながらプレーは可能」と判断。むしろ何もしないことで状態が悪化する可能性もあるという。

「休んで治るケガではない。家に帰って何もしなければ、ヒザはむしろ悪くなる。今後2カ月間何もせずに過ごすより、ケアを入念にしながらプレーする方が自分にとってはいい選択だと思っている」

 さらに、もう一つの懸念は腹斜筋の状態だ。全豪オープン期間中に痛みを感じ、帰国後に複数回のMRI検査を実施。軽度の炎症は確認されたものの、昨年同部位を負傷した際と比べると痛みは軽いという。

「検査では大きな異常はなかったが、全豪で痛みを感じていたから不安だった」と振り返る。それでもダラス入り前には十分な練習を積み、「今のところ痛みはない」と状態は安定している様子だ。

 本調子と決して言えない中でも、ケアとリハビリを徹底しながら勝ち上がるフリッツ。トップ選手としての意地と、身体との対話を続ける日々が、今シーズンの行方を左右しそうだ。

構成●スマッシュ編集部

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配信元: THE DIGEST

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