ラーメンチェーン「京都北白川ラーメン魁力屋」が2月12日から、期間限定メニューを販売している。それが「背脂生姜塩ラーメン」(並1078円)だ。背脂でこってりさせたいのか、生姜でさっぱりさせたいのか、ありそうでなかった組み合わせだが、どうやら「冬の大傑作」になっているそうなので、実際に確認してきた。
タッチパネルでの注文制となっていて、麺のかたさや脂の量を選べるので、どうせならと背脂は多めをチョイス。さらに塩や生姜と相性の良さそうな唐揚げと小ライスがセットになった「唐揚げ定食」(ラーメンと一緒に注文で319円)を注文した。
脂多めの「背脂生姜塩ラーメン」は、背脂チャッチャ系かというくらい、白い脂がスープをびっしりと埋め尽くしている。まずはそのスープを飲んでみると、脂のコクと甘みに加えて鋭いまでの塩味がキリッと立っていて、これはかなりパンチが効いている。
一方で、それと同じくらい生姜もかなり強めに効かせてあるので、ピリッとした辛味と爽やかな風味が感じられて、濃厚なスープがすっきりと飲め、あとから出汁の旨味がゆっくりとやってくる、非常に味わい深い仕上がりだ。

麺はちょっと珍しい、中太の平打ち麺。ただ、これくらい味の強い塩ラーメンであれば、定番の細麺よりも小麦の味わいがしっかりとあって、すすりごたえがあるこちらの麺の方がスープに負けず、双方の個性が感じられていい。
トッピングのバラチャーシューはかなりの薄切りだがとろけるように柔らかく、大判で食べた感がある。たっぷり乗せられたキャベツはシャキシャキ食感で、スープとの相性は抜群だ。
一緒に注文した唐揚げは思った以上にさっぱりした味わいだったが、パンチのある塩スープと合わせれば、ちょうどいい塩梅に。麺を全て食べきったら、残ったスープをご飯にかけて、卓上のネギ、たくあんを添えて背脂生姜塩茶漬けにしていただく。わりとしょっぱめのスープではあるが、ご飯と一緒になると不思議とまろやかに感じられて、サラサラとあっという間に胃に収まってしまった。

背脂のこってりと生姜のあっさり、さらに塩のしょっぱさのどれもが強烈に効いたスープは案外バランスが良く、個人的にはかなり好きな部類に入る。丼の中央に乗せた醤油漬けのおかず生姜をスープに混ぜれば、生姜感マシマシで体がポカポカと温まってくる。まさにこの季節にぴったりな、大傑作の一杯だった。
(小林洋三)

