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【1日3分間のメンタル強化法 第56回】説教よりも問い掛けで選手に“気付き”を! 上達を導く「コーチング技法」<SMASH>

【1日3分間のメンタル強化法 第56回】説教よりも問い掛けで選手に“気付き”を! 上達を導く「コーチング技法」<SMASH>

テニス競技はメンタルによって大きく結果が左右されるスポーツです。しかし、メンタルを強化したいけれど「なんか大変そうだ」と敬遠している人はいないでしょうか。

 本シリーズでは一般プレーヤーに向けて、伊達公子氏や浅越しのぶ氏といった日本テニス界をけん引したトップ選手の指導経験を持つメンタルアドバイザー椙棟紀男氏に、簡単に身に付くメンタルの強化方法を伝授してもらいます。

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 あるテニスコーチいわく「テニスは指導やアドバイスでうまくなることはありません。それをヒントにして自分自身で体験・経験するから気付きが起こり上達するのです。その過程で『なるほど、こんなことが起こるのだ』『こんな感じなんだ』というひらめきを自分自身で得ることが大切です」と語ってくれました。

 タイミングの悪いアドバイスは時にプレーヤーの集中を阻害する場合があります。プレー中先ほどの「こんな感じ」で打とうとしているプレーヤーに「脇を閉めて、足を動かして」と口を出すのは、百害あって一利なしなのです。

 また、コーチのアドバイスだけでなく、頭の中で自分自身をコーチをしている選手も多く見受けられます。あれこれ考えてしまい集中力が上がらないので、レベルは上がりません。脳は同時に2つ以上のことを捉えるのを苦手としています(焦点化の原則)。

 さらに皆さんも、こんな光景を見たことはありませんか? 試合後に長々と説教やアドバイスする指導者を…。アドバイスとは、時として押し付けがましく独りよがりになる場合があります。そこで必要になってくるのが「コーチング技法」です。
  本来のコーチングとは、「質問」というツールを使ってクライアントの、①将来のありたい姿を明確にし、②理想の自分へ近づける方法を整理してあげ、③目標に向かって進む力を引き出すことです。

 では、良いアドバイスとはどのようなものなのでしょうか。調べてみると、次のようなポイントが挙げられます。

①相手が助けを求めてくるまで助けない。
②相手が話をしたくなるまで待つ。
③共感して相手の意見を尊重する。
④その上でできることを少しだけ教える。

 このように整理すると、良いアドバイスはコーチングの技法と多くの共通点があることがわかります。そこでいくつかの事例(心に残った言葉)を紹介してみましょう。

●受験期に悩んでいたら先生から「焦らず、比べず、諦めず」と言われ、自分のペースが見つかりました。

●「世界は広いぞ、日本だけに留まらず自分の可能性を広げてみなさい」

●最後に私自身も若い頃、職場の先輩から「大河は騒がず」と言われ、でっかく生きたいと思ったことを覚えています。

構成●スマッシュ編集部

【画像】強靭なメンタルを持つトッププロたちの練習の様子

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配信元: THE DIGEST

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