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「喜びと感謝の気持ちでいっぱい」クリス・ポールが現役引退を発表「バスケットは自分のDNAに永遠に刻まれる」<DUNKSHOOT>

「喜びと感謝の気持ちでいっぱい」クリス・ポールが現役引退を発表「バスケットは自分のDNAに永遠に刻まれる」<DUNKSHOOT>

「ついに決めたよ! 僕は21年間続けてきたバスケットボールから離れることにした。このメッセージを書いている今でも、この気持ちを理解するのはすごく難しい。多くの人たちは驚くだろうけど、僕にも答えが見つからないんだ。笑」

 現地時間2月13日(日本時間14日、日付は以下同)、クリス・ポールが自身のSNSで現役引退を表明した。ポールは今月5日に成立した3チーム間トレードで、ロサンゼルス・クリッパーズからトロント・ラプターズへ移籍後、ウェイブ(保有権放棄)されていた。

 今季8年ぶりにクリッパーズへ復帰したポールだったが、16試合の出場で平均14.3分、2.9点、1.8リバウンド、3.3アシストと精彩を欠き、昨年12月にチームと決別。その後は現役続行のためワークアウトに励んできたが、40歳でバスケットボールキャリアに終止符を打つことになった。

 ポールはウェイクフォレスト大で2年間プレーし、2005年のドラフト1巡目4位でニューオリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)から指名されてNBAデビュー。183cm・79kgのPG(ポイントガード)は、1年目から平均16.1点、5.1リバウンド、7.8アシスト、2.25スティールを残して新人王に輝いた。
  3年目の2007-08シーズンに平均20点台に乗せ、アシストでも2桁をクリアすると、そこからオールスターとオールNBAチーム、オールディフェンシブチームの常連になるなど、リーグ屈指の司令塔へ成長。

 21年間の現役生活で計7チームを渡り歩き、1370試合で平均16.8点、4.4リバウンド、9.2アシスト、1.99スティールを記録。オールスターには12度、オールNBAチームに11度、オールディフェンシブチームに9度、そして75周年記念チームにも選出された。

「何よりも、たくさんの喜びと感謝の気持ちでいっぱいだ。NBA選手としてのチャプターは終わったけど、バスケットボールというゲームは自分の人生のDNAに永遠に刻まれるだろう。NBAで人生の半分以上、3つの年代でプレーしてきた。こんなことを言えるなんて信じられないよ! バスケットボールで生計を立てられるなんて、すごくありがたいことだし、同時に多くの責任も伴ってくる。その中で、僕は良いことも悪いことも、すべてを受け入れてきた」

 そう綴ったポールは、フェニックス・サンズ時代の2021年にファイナルに出場したが、ミルウォーキー・バックスに敗れ、チャンピオンシップを勝ち獲ることはできなかった。 それでも、ポールはPGのお手本のような選手だった。通称“ポイント・ゴッド”は、コート内外で強烈なリーダーシップを発揮。抜群の視野の広さと類まれなパスセンスで味方のイージーショットをお膳立てし、チームを勝利へと導いてきた。

 キャリア通算1万2552アシストと2728スティールはいずれも歴代2位にランクし、アシスト王に5度、スティール王には6度輝いた。

 通算2万得点、1万アシスト、2000スティールをクリアしたのは、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、ラッセル・ウエストブルック(サクラメント・キングス)、そしてポールの3人だけだ。

 13日は「NBAオールスターウィークエンド」の初日で、NBAコミッショナーのアダム・シルバーは、ポールの引退について声明を発表している。
 「21シーズンにわたる見事な活躍を終え、クリス・ポールがNBA史上最高のポイントガードの1人、そしてバスケットボール界で重要な役割を担ってきた一員として引退します。リーグ入りした瞬間から、クリスは卓越したプレーメーキングスキル、エリートな競争心、そして日々のハードワークへの取り組みが際立っていました」

 また、アメリカ代表で共闘経験のあるレブロンはSNSで「素晴らしいキャリアだったぞ、チャンピオン! おめでとう」と祝福。ドゥエイン・ウェイド(元マイアミ・ヒートほか)は「競い合うことができて光栄だったよ、ブラザー。伝説になるようなキャリアだった」と労いの言葉を送った。

 NBAのコートからは去るものの、ポールは今後もバスケットボールに携わっていく見込みで、“キャリア第2章”に注目が集まる。

文●秋山裕之(フリーライター)

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配信元: THE DIGEST

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