ミラノ・コルティナ五輪は現地2月14日(日本時間15日)、スピードスケートの男子500メートルが行なわれ、日本記録保持者の新濱立也が34秒46で日本勢最高位の6位に入った。現地中継カメラには大舞台に立てなかったアスリートが抜かれ、視聴者の視線を奪った。
スタート位置につく新濱を観客席で祈るように見守っていたのは、同選手の妻でカーリング女子のロコ・ソラーレ吉田夕梨花だった。
2人は24年5月に結婚。新濱が昨年4月に沖縄・石垣島でのトレーニング中に交通事故に遭い、顔面骨折などの大ケガを負った際には献身的に支えて復活をサポートした。その後、新濱は驚異的な回復力で競技に復帰。この日のレースでは積極的な滑りで6位に入り、前回の北京五輪を大きく上回る結果を残した。
吉田は2018年平昌大会で銅、22年北京大会で銀と実績を残し、夫婦そろってミラノ・コルティナ五輪出場を目標にしていたが、昨年9月の日本代表決定戦でフォルティウスに敗れオリンピック出場は叶わず。夫に夢舞台を託し、自身は妻としてスタンドで観戦した。
五輪中継のカメラに吉田の姿が抜かれると実況アナウンサーが新濱夫妻を紹介する場面があった。X上では「客席で見守る吉田夕梨花選手の祈る姿に、夫婦の絆を感じて胸がいっぱい」「お互いを支え合うトップアスリート夫婦は素敵」「妻・吉田夕梨花の祈る姿に泣いた...」「ロコ・ソラーレの支えでここまで来たんだな」といった二人三脚でのエピソードに感動する声であふれた。
レース後、新濱は「結果よりも、この4年間いろんなことがあったので、オリンピックの舞台に立てたこと、無事にレースを終えられたことが良かった。今季一番の身体の状態に持ってくることができた」と振り返る。「4年間なかなか結果が出ず苦しんだが、今日のレースは結果は振るわなかったが自分のやりたいことは、やりきった」と最後まで胸を張った。
構成●THE DIGEST編集部
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