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「優勝への完璧な条件が揃っている」フィギュア女子の坂本花織、米記者が予想したメダルの色は!? 不安は「何ひとつ予想通りに進んでいない今大会」【冬季五輪】

「優勝への完璧な条件が揃っている」フィギュア女子の坂本花織、米記者が予想したメダルの色は!? 不安は「何ひとつ予想通りに進んでいない今大会」【冬季五輪】

ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのフィギュアスケート女子ショートプログラム(SP)は現地時間2月17日に行なわれるが、今季限りでの現役引退を発表している坂本花織は最終5組で27番目に滑走する。

 今大会はすでに団体で女子ショートプログラム、女子フリーでともに1位となる完璧なパフォーマンスを発揮して日本の銀メダル獲得に大貢献している25歳の「女王」は、シングルでのショートプログラムでも有終の美を飾るべく、日々、チームメイトの応援にも精を出しながら、最後の準備を整えているところだ。
  この注目の種目には世界中からの注目が集まっているが、アメリカ大手週刊情報誌『Newsweek』ではエミー賞も受賞した実績を持つプロデューサーでもあるシニアライターのタイラー・エルツバーガー氏がこれを展望し、表彰式に上がる選手の顔ぶれなどを予想している。

「ここまで、フィギュアスケートは大きな波乱を巻き起こしている。男子シングルでは、今後何世紀にもわたって語り継がれるであろう、混沌としたフィナーレが生まれた」と振り返る同氏は、「しかし、競技を前にした不確実性という点で言えば、ミラノで金メダルを争う女子に勝るものはない。他の種目では明確な本命が存在していたのに対し、ここでは最高の演技ができれば、表彰台に上がる、さらには優勝する可能性を秘めた選手が何人もいる」と、競争の熾烈さを強調する。

 そのような難しい条件の下で、まず「惜しくも表彰台を逃す」としたのは、ロシアの18歳アデリア・ペトロシアンだ。「彼女にはトップ3、さらには優勝を狙えるだけの総合的な才能があるが、今回は厳しい戦いになるだろう。なぜなら、彼女は個人中立選手(AIN)」として出場しなければならず、サポートが極めて限られているからだ。母国の国歌は流れず、国旗も掲げられない。他の国際大会で競い合い、自分を試すこともできない。そして今回、観客が最も静かな時間帯となる初回グループで滑らなければならない」(同氏)。

 そして表彰台に上がる選手として最初に名前が挙がったのが、アメリカのアリサ・リュウで、「(2024年に)現役復帰を果たした現世界女王は、10代の頃からこの数年でどれほど大きく変貌を遂げたかを世界に示し、人々を驚かせた。前回北京大会にも出場しており、イリア・マリニンが味わったような緊張感に悩まされることはないだろう」と評し、予想するメダルの色は「銅」とした。
  続いて銀メダルを手にするとされたのは坂本。「優勝への完璧な条件が揃っている。引退して指導者になる前の最後の五輪に臨む彼女は、北京大会では3位、直近の世界選手権では2位だった。そして団体戦でも、ほぼ完璧な演技を見せている」とその実力を認めながらも、以下のように続けている。
 
「今回の五輪は波乱続きだ。彼女自身も、この1週間に起きた数々の大きな番狂わせを目の当たりにして、不安を感じていると語っている。男子では衝撃的な展開があり、さらにペアでも本命視されていた三浦璃来・木原龍一組がショートプログラムで大きなミスを犯し、最終日を前に表彰台圏外に追いやられている。(中略)今回の五輪は、何ひとつ予想通りに進んでいないことを我々に示している」

 このように、「波乱の犠牲」になる坂本を抑えてポディウムの頂点に立つと同氏が予想したのは、アメリカのアンバー・グレン。「彼女がこのような立場に立つと考えた者は、かつて誰もいなかった。神童でもなかったグレンは長年、大舞台では脇役の存在に過ぎなかった。しかし、自らの努力と自己への信念、そして変革によって、全米選手権で3回の優勝を果たし、世界屈指のスケーターのひとりとなった」との称賛とともに、大きな期待も寄せられている。

「最も予想外の勝者たちが金メダルを手にしている今回の五輪において、グレンがその物語の完璧な最終章を飾る存在にならない理由があるだろうか。(中略)26歳で、アメリカの女子選手としては最年長クラスで五輪に初出場する選手のひとりとなる彼女は、技術力と芸術性の両方を兼ね備え、金メダルを持ち帰るだけの力を持っている」

構成●THE DIGEST編集部

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配信元: THE DIGEST

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