前回王者の執念に周囲も称賛を惜しまない。
現地2月13日、ミラノ・コルティナ冬季五輪のスノーボード男子ハーフパイプ決勝がリヴィーニョ・スノーパークで行なわれ、2022年北京五輪金メダルの平野歩夢は、86.50点で7位入賞。開幕前に骨盤骨折を含む大けがを負い、痛みを抱えながら今大会に臨んだが、驚くべき回復力と攻めの姿勢で見る者を沸かせた。
この結果を受け、16日には、同じくスノーボード選手として活躍する弟・海祝がインスタグラムを更新。「調子が過去一よくなかった」と書き始め、「怪我で痛みと前回の恐怖を背負っているのが滑りですぐに伝わった」「怪我をする予感がしてたまらなかったからとにかくお祈りをした」などと壮絶な裏側を明かしている。
その中で決勝2本目に対しては、「無事に帰ってくるどころか過去最高のルーティンを決めてきた時。ほんとに人間ではないと思いました」と驚嘆。3本目についても、「初めてやる技をルーティンに2個も入れてきた」「常識ではまじでありえない」「宇宙人だと思いました」と続けており、衝撃を隠せない様子だ。
続く文面では、「俺も今年同じような大きな怪我をしたからこそわかるけど、復帰するまで、元の状態まで戻すのってほんとに大変なんです。気持ちは戻ってるけどハーフパイプの上に立ったらフラッシュバックと恐怖心がすごいんですよ」と自身の経験を交えながら説明。その後も次のように兄・歩夢への想いを綴っていた。
「四年間一緒に辛いこともたくさん味わって一緒なるべく楽しんでポジティブに高め合って乗り越えてきた兄弟、長いようで一瞬でした。彼の全てを知っていたからこそこの凄さっていうのは計り知れません。ほんと生きて帰ってきてくれて心からありがとう!!漢すぎる攻めと勝負強さに痺れて鳥肌が止まらなかった」
投稿の最後は、「これで俺ももっと高く飛べるはず!!!!!!」と力強く前を向いた海祝。極限に挑み続ける偉大な背中から活力を得たようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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