現地2月16日(日本時間17日)、ミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケートのペアフリーで“りくりゅう”こと三浦璃来/木原龍一組が世界最高得点(158.13)をマーク。5位だったショートとの合計は231.24点で、日本のペア史上初めて金メダルを獲得した。
圧巻の演技を、的確かつ情熱的に伝えたのが同種目解説の高橋成美氏だった。同氏は木原とともに2014年ソチ五輪のペアに出場。木原をペアの世界に誘った人物だ。高橋氏は、りくりゅうがフリーの演技を終えると、「すごい!すごい!すごい!」と叫び、その後も「この演技は宇宙一です」「どうしていいのか分からないんです」「最高だ!」と賛辞を続けた。
日本フィギュア界は、シングルでは2006年トリノ五輪の金メダリスト荒川静香氏やソチ、平昌五輪を連覇した羽生結弦氏らが世界トップをけん引した一方、りくりゅうが台頭する以前のペアはオリンピックの出場はもちろん、入賞すら到底考えられないレベルだった。
そんな時期に世界選手権銅メダルなど日本のペア競技を支えてきた高橋氏にとって、悲願の金メダルになったのだろう。競技終了後、しばらく経ってから感極まる姿が見られた。
この日出演した日本テレビ系列の「DayDay.」で、木原にかけたい言葉を問われると「おめでとう! 嬉しくて、嬉しくて、仕方なくって...」と切り出す。
そして、涙を流して言葉に詰まりながら「今こうやって、りくりゅうについて話せているこの瞬間が、本当に嬉しいし、現地ではすごく感動をもらったし、一緒にペアで滑ってありがとうという気持ちと、応援させてくれて嬉しい」と感情を爆発させた。
続けて「私だけじゃなく、みんなにも勇気と力を与えた。ペア競技をみんなに好きになってもらって、初めて興味を持って注目してもらえるのが、嬉しくて嬉しくて仕方ないから、ありがとうございますと伝えたいです」と、りくりゅうを通じてペア種目への興味・関心の高まりを喜んだ。
りくりゅうだけでなく、他国の選手にもリスペクトあふれる解説で話題になっている高橋氏。日本ペアの黎明期を支えた功労者は、万感の思いを素直に表現した。
構成●THE DIGEST編集部
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