ニューヨーク・ヤンキースの主砲、アーロン・ジャッジが2026年シーズンに向け、さらなる進化への意気込みを明かした。球界屈指のスラッガーは現在行なわれているキャンプの中で、走塁への意識を高めたいと語ったという。
新たなスタイルを模索する33歳の姿勢には、現地メディアも高い関心を寄せる。スポーツ専門サイト『CBS』が2月16日配信の記事の中でジャッジのコメントを掲載。キャンプ地での取材において、ジャッジは次のように述べている。
「リーグ全体を見ると、これまであまり走らないと思われていた選手が30盗塁、40盗塁を記録している。牽制制限やピッチクロックなどルールが変わった影響もある。自分の能力をもう少し生かせる方法の一つだと思う。打線は昨年、球界最高クラスだった。もし四球で歩かされたとしても、自分が得点圏にいられれば、好結果につながるだろう」
盗塁に関しても触れているジャッジの言葉を、同メディアが掘り下げており、「ジャッジの言う通り、2025年は30盗塁以上を記録した選手が17人いた。その中にはフアン・ソト(38盗塁)やジョシュ・ネイラー(30盗塁)も含まれているが、両者ともいわゆる俊足タイプではない」と指摘。そのうえで各種データ、指標を基に、「それぞれ、スプリントスピードでは下位13パーセンタイル以下に位置しており、彼らの盗塁はスピードというより、状況判断や新ルールの活用によるものだと示唆される」と分析する。
またジャッジについては、「スプリントスピードで42パーセンタイルに位置し、その体格にもかかわらず過去に中堅を守ることが出来た理由の一端ともなっている」として、走力の高さを評している。
加えて同メディアは、「これまでシーズン最多盗塁が16。成功率は約75%と悪くない」と振り返りつつ、「問題は、盗塁を増やすことで得られる付加価値が、ケガのリスク増大というデメリットを上回るかどうかだろう」とも訴える。
さらに、ジャッジの意欲の一方で、チーム采配の見通しとして、「直近3年で打率.312/出塁率.445/長打率.674、平均49本塁打という圧倒的な打撃成績を残していることを考えれば、ヤンキースが開幕までに従来通り“グリーンライトをあまり出さない”判断をしても不思議ではない」などと綴っている。
今季、これまで以上に積極的な走塁を試みるジャッジの姿を目にすることになるのか。ヤンキースの戦略面における、興味深い見どころとなるかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
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