サンアントニオ・スパーズのヴィクター・ウェンバンヤマはキャリア3年目の今季、前半戦を昨季王者オクラホマシティ・サンダー(42勝14敗)に次ぐウエスタン・カンファレンス2位(38勝16敗)で折り返したチームを牽引している。22歳の若きスターは昨季に続いてオールスター出場も果たし、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで成長を続けている。
2023年のドラフト全体1位指名であるウェンバンヤマは、ケガに苦しんだ昨季を経て迎えた3年目の今季、40試合に出場して平均24.4点(リーグ19位)、11.1リバウンド(同5位)、2.8アシスト、2.7ブロック(同1位)、フィールドゴール成功率51.1%をマーク。しかし、開幕後に左ふくらはぎを負傷してベンチ出場が9試合あり、平均出場時間は29.0分となっている。
それでも攻守に圧倒的なプレーを見せているのは特筆すべきだが、元NBA選手のギルバート・アリナス(元ワシントン・ウィザーズほか)は、自身がホストを務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』でウェンバンヤマについて持論を展開。
「(MVPの)トップ5に入るのはケイド(カニングハム/デトロイト・ピストンズ)とジェイレン(ブラウン/ボストン・セルティックス)だ。ウェンビー(ウェンバンヤマ)の立ち位置は分かっている。彼は素晴らしい選手になるだろう。でも、今のところMVP候補のトップ5には入らない」
アリナスはウェンバンヤマがトップ5に入らない理由に、スパーズがウェンビーを欠いた試合でも10勝4敗と好成績を収めている点を挙げている。
「出場時間制限があって、チームの成績が良いということは、ウェンビーがいなくても良いチームだということだ。ケイドを外したら(ピストンズはロッタリーチームだ)、ブラウンを外しても同様だ。これは保証できる。MVP投票でケイドをトップ5に入れるべきか? 我々はイエスと答える」
今季のスパーズにはウェンバンヤマのほか、ディアロン・フォックスが平均19.4点、6.3アシスト、ステフォン・キャッスルが平均16.5点、デビン・ヴァッセルが平均14.1点、シックスマンのケルドン・ジョンソンが平均13.5点を記録するなど、各自が自分の役割を全うしている。
一方、ピストンズは平均25.3点をマークするカニングハムへの依存度は高く、ジェイソン・テイタムを欠くセルティックスのブラウンも同様だ。
スパーズとしては、ウェンバンヤマ頼みになりすぎない今の状況が、リーグ優勝を狙う上ではベターと言えるかもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
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