
ももいろクローバーZが、ニッポン放送「ももいろクローバーZ ももクロくらぶxoxo」の公開収録イベント「ももいろクローバーZ ももクロくらぶxoxo ~バレンタイン DE NIGHT だぁ~Z!2026」(バレイベ)を2月14日、15日の2日間、神奈川・横浜アリーナで開催した。
■バレイベ14回目にして初のバレンタインデー当日開催
今回、バレイベ14回目にして初のバレンタインデー当日を含む開催となり、14日の「裏」公演は「雨」、15日の「表」公演は「光」をテーマに、ももクロのライブはもちろん、14日は宮野真守をゲストに迎えての朗読劇、15日は天童よしみと鈴木拓(ドランクドラゴン)を迎えての人気企画「スナック愛輪」を展開した。
2月14日の「雨」をテーマにした「裏」公演は、会場に雨音が響き渡る演出でスタート。傘を差した少女が歩く花道の先には「ご自由にお弾きください」という看板とピアノが設置されており、それを見た少女が松任谷由実の「春よ、来い」を演奏。これまでのバレイベにはなかったしっとりとしたオープニングの演出で、演奏が終わると同時に雨が上がり、ももクロのメンバー、百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏、高城れにがステージに登場してイベントの幕が上がった。
1曲目は、しとやかな雰囲気を一転させる「Z伝説 ~ファンファーレは止まらない~」、続けて2025年にリリースした「Cosmic Commotion」をバレイベで初披露し、開始早々会場を熱くした。

■企画「フラワーショップ 噺の花束」に宮野真守が登場
MCでは恒例の自己紹介と、バレンタイン当日ということで「カップルで来てる人~?」など、会場のファンとも交流。さらに、今回のイベントテーマに関して「同じ一日でも、しっとりとした雨の日と太陽の光降り注ぐ元気いっぱいの日があるように、緩急の違いを、イベントの随所で表現していこう」と「裏」公演を「雨」、「表」公演を「光」というテーマにした理由を説明。
進行を垣花正アナウンサーにバトンタッチし、最初の企画「フラワーショップ 噺の花束」へ。前回のバレイベから登場した同企画は、高城と百田が「姉妹」となり、二人が切り盛りする花屋にゲストを迎え、トークを展開する。途中、“マジでイケてる宅配便”に扮(ふん)した玉井や佐々木が登場する場面もあり、その流れに乗っかり「ガチでイケてる声優」と名乗ってゲストの宮野が登場。バレンタインの思い出トークでは、宮野の甘酸っぱい小学校時代の恋愛事情に関するエピソードが披露された。


■宮野真守「“こんな役者になりたい”と心の底から思いました」
そんな宮野が花束を渡したい人は俳優・市村正親。現在42歳にして芸歴36年にもなる宮野が市村に出会ったのは子役の頃。市村主演のミュージカルで、宮野の初舞台となった作品だという。
「怖い役どころでしたが、裏では子役にすごく優しくしてくれて。“こんな役者になりたい”と心の底から思いました」とずっと憧れていたことを明かした。そんな市村とまた共演をしたいと思っていたが、再会できたのはなんと2025年。帝国劇場のクロージングコンサートの際、楽屋あいさつに行ったところ、宮野の存在は知ってくれていたが当時のことは覚えていなかったと言い、思い切って伝えたところ「あの時の坊主か!」と言って強く抱きしめてくれたと、その時の感動を思い出し、目を潤ませて語った。
そこから市村と交流を重ねるようになった宮野。市村の「役者って面白いよな。何十年もやっていて、やっと見えてきたよ」という役者論に「グッと来た」と言い、「市村さんが今見えてきたのなら、僕が見えなくて当たり前」「これから歩む道の中で悩むことがあっても、市村さんを思って“自分が見えていなくて当然だ”と思える」と、励みになり、憧れるきっかけにもなったと力強く語った。
■宮野真守とももクロが「小さな恋のうた」を歌唱
その宮野の思いを歌に乗せて、高城と百田が小泉今日子の「あなたに会えてよかった」をプレゼント。そして、せっかく声優の宮野がゲスト出演してくれたということで、バレイベ恒例「ラジオドラマ」企画を「朗読劇」に変え、ももクロ&宮野の5人で披露。
「ラストホステル」と名付けられた朗読劇は、若い旅行客に人気のホステルを営む三姉妹(高城、玉井、佐々木)と、写真を頼りにホステルを訪ねて来た青年(宮野)との交流を描いたストーリーで、百田はナレーションを担当した。
朗読劇の最後には、MONGOL800の「小さな恋のうた」をももクロ&宮野で歌唱。メインパートを歌う宮野の歌声に乗せて、ももクロの4人のハモリが合わさり、美しく会場に響いた。
企画が終わり、「設定を守るのが大変でした(笑)」と、バレイベならではの進行に驚いた様子の宮野。また、改めて市村との出会いや苦労した子役時代を振り返り、「10代でスターになる子役もいる中、僕はうまくいかなくて悩んでいた時に、声優という職業に出会いました。僕は声優に救ってもらったんです。そこから声優以外の世界も広がっていきました」と声優のおかげで今の活躍につながっていると明かした。

■玉井詩織と佐々木彩夏のソロライブも
続いては、玉井と佐々木のソロライブへ。玉井はソロプロジェクト第3弾の楽曲「日常」、佐々木はおなじみ「だって あーりんなんだもーん☆」を披露した。
12年ぶりの復活となったバレイベの“伝説の企画”、すごろくにチャレンジした後は、ももクロの熱狂ライブパートに突入。
「CONTRADICTION」から始まり、「境界のペンデュラム」「泣いてもいいんだよ」へと続く。楽曲は「雨」というテーマに沿ったものから選ばれており、Music Videoで雨を降らせた「境界のペンデュラム」は久しぶりの歌唱となったことで、モノノフたちから歓喜の声が上がった。さらに、“労働の汗”という理由で選ばれた「労働讃歌」や「オレンジノート」「HAND」ではステージの外周を歩き、モノノフたちと交流しながら歌って、バレイベらしいアットホームな空気で包み込んだ。
アンコールでは、「吼えろ」「誓い未来」「走れ! -ZZ ver.-」を熱唱し、バレイベ初のバレンタイ当日開催となった「裏」公演を締めくくった。


■「光」がテーマの2日目は「Event Horizon」でスタート
2日目、「表」公演のテーマは「光」。森の中で扉を見つけた少年少女たちが、扉の先の光に吸い込まれていったかと思えば、その光の中からももクロの4人が登場。光をイメージしたゴールドの衣装に身を包み、2025年にリリースしたアーケードカードゲーム「機動戦士ガンダム アーセナルベース FORSQUAD」の主題歌「Event Horizon」と、前日に引き続き「境界のペンデュラム」を歌い、パワフルな歌声を会場に響かせた。
MCでは、百田が「昨日言い忘れたんですけど…」と、このバレイベがももクロにとって2026年初ライブであったことを伝える。ファンにとっても“ももクロのライブ初め”となったことで、気合十分。自己紹介に全力のコールで応えたり、「『ももクロくらぶxoxo』を聞いている人~?」「はがきを送ったことある人~?」といったコール&レスポンスで盛り上がったり、リスナーが他の番組にもももクロにまつわるお便りを送ったことに感謝を伝えたりと、ももクロらしいトークで会場の熱気を高めた。

■恒例企画「「スナック愛輪」に天童よしみがゲストで登場
ここで、進行を吉田尚記アナウンサーにバトンタッチ。「本日のテーマは“光”。キラキラ輝くネオン街を舞台にした企画を実施します!」という案内のもとスタートしたのは、佐々木がママ、玉井がチーママを務めるバレイベ恒例の「スナック愛輪(あーりん)」。
常連客役のドランクドラゴン・鈴木は、今回も登場。鈴木は2025年末に行われた「第9回 ももいろ歌合戦」の総合司会を務めた時のエピソードで盛り上げた。
また、毎回絵になったり、花屋になったり、どうにかして企画に参加しようとする百田&高城は、今回は“最新の照明器具”として登場。ステージ照明を赤、黄、ピンク、紫に素早く切り替えたり、PRINCESS PRINCESSの「DIAMONDS」を歌う玉井&佐々木の後ろでタンバリンをたたいて盛り上げたり、照明器具以上の機能を見せつけた。
そんな「スナック愛輪」の客として、ゲストの天童が入店。天童とスナックの関係性は深く、スタッフと一緒に行ってももクロの楽曲を歌ったり、かつては“夜キャン(全国のスナックを巡り歌唱するキャンペーン活動)”として、いろんな地域のスナックで歌を披露し、店の客と一緒に歌ったりしたこともあるという。
ももクロも下積み時代に「電気店巡り」をしてPR活動をしていたので、天童の苦労話に共感。「今となってはあの経験があったから、結束力が生まれた」「若い頃にいろんな経験をしておくべき」など、若い頃に苦労した共通点でも盛り上がった。


■天童よしみ「こんなに素晴らしいスナックはない!」
そして、太田裕美の「木綿のハンカチーフ」を3人で一緒に歌う展開に。「天童さんとコラボなんて、すごい豪華!」と大喜びする玉井&佐々木だったが、そこに「ズルい!」「私たちも歌いたい!」と百田&高城が乱入。せっかくだからと鈴木も一緒に「大ちゃん数え唄」を歌い、ファンも手拍子でリズムを取るなど、会場に一体感が生まれた。
企画終わりのMCでは、吉田アナウンサーが天童の耳元で輝くイヤリングについて触れる。赤、黄、ピンク、紫の色が輝いており、天童がももクロをイメージして作ったのだという。そんな天童にももクロが「もし天童さんがももクロに入るとしたら、何色がいい?」と質問したり、天童がももクロについて「自然体で、パワーがもらえる。立っているだけでオーラがある」という印象を語ったり、「紅白歌合戦」で初共演した際に一緒に階段を下りたという思い出を語り合ったりと、貴重なトークが展開した。
最後に感想を尋ねられると、玉井は「天童さんの歌に声を重ねられて光栄でした」、佐々木は「大きな器で温かく受け止めてくれて気持ちよくなっちゃった」と天童に感謝を伝え、天童は「こんなに素晴らしいスナックはない!」と絶賛した。
■2日目のソロライブは百田夏菜子と高城れに
続いては、百田と高城のソロライブ。百田は自ら作詞した楽曲で、仕事のために行き来した静岡・東京間の新幹線内で書き留めたメモが歌詞の基になっている「ひかり」を、高城は不安や悩みも「みんなで集まって笑い飛ばせばいい」というポジティブで温かいメッセージが詰まった「一緒に」を披露した。
「裏」公演に続き、すごろく企画で盛り上がった後は、今年のバレイベもラストスパート。ももクロの全力ライブパートでは、この日は「光」を連想させる楽曲が並ぶ。アニメ「美少女戦士セーラームーンCrystal」のOP主題歌「MOON PRIDE」をはじめ、タイトルや歌詞に“光”にまつわるワードが使われている「可視光線」「笑一笑 ~シャオイーシャオ!~」「いちごいちえ」「ザ・ゴールデン・ヒストリー」「Z伝説 ~ファンファーレは止まらない~」を届けた。

■2027年2月に第15回の開催決定を発表
アンコールでは、「誓い未来」「オレンジノート」「HAND」を歌唱。そして、改めて2日間を振り返り「唯一、楽屋らしい雰囲気が出せるイベントだよね!」「こんなぜいたくな横アリの使い方はない!」とバレイベでしか味わえないももクロの魅力があると語った。
そんなトークをしていると、ステージ上に巨大な巻物が運ばれてきた。そこには「15回記念大会開催決定」と次回のバレイベが2027年2月13日(土)、14日(日)の2日間にわたって横浜アリーナにて開催されることが発表された。内容はまだ決まっていないが、バレイベ15周年を記念するイベントということで「盛大なことをやりましょう!」「みんな(リスナー)が見たいことをもう一度やるのはどう?」と案を膨らませたももクロの4人。そして「引き続き『ももクロくらぶxoxo』を聴いてくださいね!」と呼びかけて14回目のバレイベの幕を下ろした。
イベントの模様の一部は、後日ニッポン放送「ももいろクローバーZ ももクロくらぶxoxo」の中で放送される。


