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「手術が必要な怪我で滑り続け...」スノボ岩渕麗楽、前十字靭帯断裂も手術回避→強行出場で決勝8位、帰国後に即手術【冬季五輪】

「手術が必要な怪我で滑り続け...」スノボ岩渕麗楽、前十字靭帯断裂も手術回避→強行出場で決勝8位、帰国後に即手術【冬季五輪】

ミラノ・コルティナ五輪のスノーボード女子スロープスタイルの岩渕麗楽(れいら)は現地2月18日、リヴィーニョ・スノーパークで行なわれた決勝で8位入賞を果たした。日本勢は19歳の深田茉莉が87.83点で日本女子初となる金メダルを獲得。ビッグエア女王の村瀬心椛(ここも)は85.80点で銅メダルを手にした。

 2018年平昌大会で14位、22年北京大会は5位と3大会連続出場となった岩渕。決勝1回目は「キャブ270」でレールに入った際に引っ掛かかってしまった(11.51点)。2回目はキッカーで高く飛び上がったが失敗し、44.16点となった。勝負の3回目はレールセクションでロデオにトライしたが、着地に失敗。52.11点で得点を伸ばせなかった。

 24歳の岩渕は競技後の19日、自身のSNSを更新。実は、五輪開幕の4か月前に「前十字靭帯断裂」と診断されていた。重傷だったが手術を回避し、テーピングとサポーターでオリンピック出場を目指した壮絶な日々を明かした。

 岩渕は「10月に前十字靭帯断裂と診断されてから約4か月、やっとこの日を迎えることができました。今までの人生の中で1番辛い時間だった」とポストし、「診断を受けたとき、正直オリンピックには出られないと思った」と胸中を告白した。
  続けて、「靭帯が切れたまま競技をしている人を見たことがなかったし、手術が必要な怪我で滑り続ける自分の姿はまったく想像できなかった」と吐露。「それでも、どうしても諦めたくないという気持ちが勝ち、手術はせず、テーピングとサポーターで雪上に戻ることを選んだ」と強行出場した理由を明かした。

 岩渕は負傷直後の心境について、「怪我をしてからは、痛みで思うように練習ができない日々が続き、歩くことすらままならなかった時期には、本当に戻れるのかと何度も考えた」「オリンピックを目前にした怪我だったこともあって、このまま出場できなくなるのではないかという不安が頭から離れない日々で、前向きでいようとしても気持ちが追いつかない瞬間が何度もあった」「当たり前にできていたことが当たり前ではなくなった現実が怖かった」と振り返る。

 岩渕は、五輪出場を叶えてくれた医療関係者らにも言及。「それでも諦めずに、不可能を可能にしようとサポートし続けてくれたやっさん、そしてまつだ整形外科のまつだ先生のおかげで、この舞台を滑り切ることができました。何ひとつ自分の力だけで成し遂げられたことではないからこそ、感謝の気持ちは言葉では足りません。本当にありがとうございました」と感謝の思いを綴った。

 最後に「帰国後は手術を受け、しばらく療養する予定です」と明かし、「またいつか、皆さんの前で最高の滑りをお見せできる日が来るように、しっかり治していこうと思います」と再起を誓った。

▼スノーボード女子スロープスタイル決勝結果
金 深田茉莉 87.83点
銀 ゾイ・サドウスキー=シノット(ニュージーランド) 87.48点
銅 村瀬心椛(ここも) 85.80点
――――――――――――
8位 岩渕麗楽(れいら) 52.11点

構成●THE DIGEST編集部

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配信元: THE DIGEST

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