最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
脳トレ四択クイズ | Merkystyle
「早見沙織ワンマンショー」と話題『鬼滅』とのギャップに衝撃 “マシンガントーク”堪能できる『プレデター』最新作解説

「早見沙織ワンマンショー」と話題『鬼滅』とのギャップに衝撃 “マシンガントーク”堪能できる『プレデター』最新作解説

「プレデター:バッドランド」より
「プレデター:バッドランド」より / (C)2026 20th Century Studios.

「プレデター」シリーズ最新作「プレデター:バッドランド」が、2月12日よりディズニープラスにて配信開始された。2025年11月の劇場公開時、シリーズ初の「プレデターが主人公」という斬新な設定で話題を呼んだ本作。主人公・デクの相棒となるアンドロイド・ティアの日本版声優を務めるのが早見沙織だ。ネットでは「吹替はほぼ早見沙織の独演会なのでファンは全員見ましょう」「ほぼ早見沙織ワンマンショー」などの声も。「鬼滅の刃」の胡蝶しのぶ役で国民的な人気を誇り、直近では「超かぐや姫!」の月見ヤチヨ役も話題となった早見のひと味違った魅力が堪能できる本作について紹介する。(以下、ネタバレを含みます)

■「プレデター:バッドランド」とは

「プレデター:バッドランド」はシリーズで初めてプレデター自身を主人公に据え“完全新章”として制作された作品。1987年の第1作以来、人間を狩る凶暴な宇宙人として描かれてきたプレデターだが、今回は未熟さゆえに一族を追われた若きプレデター・デク(ディミトリアス・シュスター=コローマタンギ/CV:中村悠一)が主人公。

母星を追放されたデクは、死の惑星と呼ばれるゲンナ星に生息する“不死身の怪物”カリスクを狩り、己の存在を証明しようと意気込む。しかしそこは、猛獣が跋扈(ばっこ)し、植物までもが襲いかかってくる“最悪の地<バッドランド>”だった。カリスクを倒すどころか、生き延びることすら困難な状況下、デクが偶然出会うのが“上半身だけのおしゃべりなアンドロイド”ティア(エル・ファニング/CV:早見)だ。

ティアは調査のためにゲンナ星に降り立っていたため、現地の生態系に精通している。調査中に下半身を失い移動不能となっていたティアを救う代わりに、カリスク討伐に協力するという条件で2人はバディを組むことに。周囲がすべて敵という極限状況下、異色の2人によるサバイバルが繰り広げられる。

「プレデター:バッドランド」より
「プレデター:バッドランド」より / (C)2026 20th Century Studios.

■早見沙織の“マシンガントーク”に聞き惚れる

プレデターVS凶悪生物の戦闘シーンは圧巻で、アクション面だけ見ても十二分に楽しめる仕上がりだが、本作のエンタメ性をさらに引き上げているのがティアの存在である。

デクは口数が少なく、話しても“ヤウージャ語”というプレデター独自の言語で聞き取ることは難しい。そのため、観客が耳にする情報の多くはティアの言葉、すなわち日本語版における早見の声となる。

“アンドロイド”という響きの印象から感情の無いロボットを想像していると、その陽気でおしゃべりな性格に驚くだろう。

早見自身も劇場公開時の本メディアのインタビューで「ティアがアンドロイドと聞いて、『感情の起伏がないかもしれない』『どうやって感情を表現するのだろう』と気になっていたのですが、映画を拝見するとティアはとても陽気で何よりもよく喋ります」と収録時の印象を語っている。

ティアを“知識を得るための道具”としか思っていないデクに対し、ティアは度が過ぎるほどにフレンドリー。「何歳なの?」「名前は?」「さっきの武器は何?」「…で、名前は?」と、無視されても止まらない“マシンガントーク”を展開する。

まさに“モノ扱い”するデクがティアをぶん投げても「うぉー!投げられたの初めて!楽しー!!(笑)」と、まったくへこたれない明るさ。

作中のデクはティアをウザがっているのだが、観客にとっては早見の発する軽快なテンポと明るいトーンが非常に心地よい。

早見はこれまでにも「The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ」や「THE GREAT~エカチェリーナの時々真実の物語~」などでエル・ファニングの吹き替えを担当。

前述のインタビューで早見は「『THE GREAT~』では、エル・ファニングさんのチャーミングな魅力を感じて吹き替えをしていてもすごく楽しかったです。本作においても、自分の声を通してエル・ファニングさんのそういった一面を表現できるということが、とてもうれしかったです。儚さとチャーミング性のどちらも表すことができるのが、エル・ファニングさんのすごいところ。私もエル・ファニングさんの作品に挑戦することで、いろいろな経験をさせていただけているなと感じています」と明かしており、本作でその表現力が遺憾なく発揮されている。

「鬼滅の刃」胡蝶しのぶ役や、「超かぐや姫」月見ヤチヨ役での、透明感があり優しい雰囲気を醸し出す演技とはまったく違った一面を見せてくれる早見の多才さに衝撃を受ける。

「プレデター:バッドランド」より
「プレデター:バッドランド」より / (C)2026 20th Century Studios.

■物語後半でさらに加速する“早見沙織ワンマンショー”

無口なデクの分までティアが語り尽くす本作だが、“早見沙織ワンマンショー”とまで称される理由はそれだけではない。後半から本格的に登場する、ティアとうり二つの“姉妹アンドロイド”で、同じくエル・ファニングが演じるテッサの声も早見が担当しているのだ。

テッサは、ティアとは対照的に“アンドロイドらしい”性格。感情の起伏が少なく冷徹だ。本作の真のヴィラン的存在で重要な役割を担っている。当然、早見演じるティアとテッサによる「一人二役」の掛け合いもあり、その見事な演じ分けは圧巻。

メインキャラクター3人(デク・ティア・テッサ)のうち2人を担当しており、正反対のキャラクターを成立させていることから、SNS等で「ほぼ早見沙織ワンマンショーだった」「吹き替えとはいえほぼ早見沙織の独壇場」「吹替はほぼ早見沙織独演会なのでファンは全員見ましょう」「おしゃべりで好奇心旺盛なちょっとウザい系アンドロイドの早見沙織と正統派冷酷系アンドロイドの早見沙織どっちも聞けて大変欲張りな映画だった」といった声があがるのも納得だ。

ストーリー面でも、デクとティアの凸凹コンビのおかしみと、互いを理解し仲を深め合っていく様子、未知の惑星の冒険、そして未熟なデクが成長していく王道の物語など見どころは尽きない。

すでに鑑賞した早見ファン、そしてプレデターファンも、この全く新しい“バディ・ムービー”としての進化を存分に堪能したはずだ。

◆文=ザテレビジョン シネマ部




あなたにおすすめ