現地時間2月19日(日本時間20日)、オーランド・マジックは、敵地ゴールデン1・センターでサクラメント・キングスを相手に131-94で快勝し、オールスターブレイク明け初戦を白星で飾った。
この日のマジックは3ポイントが絶好調。パオロ・バンケロの5本を筆頭に、チーム全体で50本放ってフランチャイズ新記録の27本を成功させた。
バンケロがゲームハイの30得点に5リバウンド、6アシスト、アンソニー・ブラックが20得点、3スティール、デズモンド・ベインが17得点、ジェット・ハワードが16得点を奪うなど、計7選手が2桁得点をマーク。
この勝利でマジックはイースタン・カンファレンス7位の29勝25敗(勝率53.7%)とし、プレーオフへストレートインできる6位のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(30勝25敗/勝率54.5%)とのゲーム差を0.5へ縮めた。
もっとも、マジックは平均21.3点、5.8リバウンド、3.6アシストを残すフランツ・ヴァグナーが昨年12月から足首のケガに悩まされていて、なかなかベストメンバーで戦えずにいる。
今月18日には、左足首上部の痛みが悪化し、さらなる時間とリハビリテーションが必要なため、無期限の離脱になると『ESPN』が報道。チームは3週間後に回復状況を再評価するため、今後しばらくは得点源の一角を欠くことが決定している。
19日の練習中、メディアの取材に対応したバンケロは、相棒の現状について「彼はこのチームで重要な選手の1人。コートに立つことが必須の選手だ。でも同時に、準備が整うまでは復帰してほしくないと思っている。残念だよ」と口にし、こう続けていた。
「彼は(昨年12月の離脱から)2回復帰したものの、一度離脱し、また離脱せざるを得なくなった。だから、彼には時間をかけて、どれだけ長くてもいいから、完全に回復してほしい。本調子でない状態でプレーしてもらっては困るからね。一番大事なのは、時間をかけて回復してもらうことだ」
今後はポストシーズンに向けた熾烈な順位争いが繰り広げられ、前半戦以上にフィジカルかつタフなゲームが多くなることが予想される。
マジックにとって、ヴァグナーは独力で相手守備陣を突破し、ドライブから得点を生み出せる得点源の一角。味方との合わせからも効果を発揮するだけに、この男が戻らない限り、ベストメンバーを組むことはできない。
「フランツがこのチームにとってどれほど大きな存在なのか、彼のタフさや粘り強さ、そしてコートに戻りたいという強い意志と熱意を、言葉で言い表すことなどできない」と、ジャマール・モーズリーHC(ヘッドコーチ)も話しており、ヴァグナーにとっては我慢の期間が続くことになる。
とはいえ、ケガが完治していないまま復帰しても、足首の状態が悪化、あるいは別のケガを負う可能性もあるため、ヴァグナーにはじっくりと時間をかけて、健康体を取り戻すことにフォーカスしてほしい限りだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
「ウェイドとレブロンを研究すべき」バンケロ&ヴァグナーのさらなる成長へ、元NBA選手が提言<DUNKSHOOT>

