
奥深いストーリーはもちろん、魅力的な登場メカも話題となっている『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』メカビジュアル (C)創通・サンライズ
【画像】「えっ、あかん」「こんなのトラウマだろ」これが、『ハサウェイ2部』に一瞬姿を見せた(?)「謎の機体」の正体です(5枚)
ほぼ「カメオ出演」レベルの登場だったが…?
2026年1月30日に公開され大ヒットとなっている『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』では、レーン・エイムが搭乗してハサウェイの「RX-105 Ξ(クスィー)ガンダム」と戦った新機体「X-ff104 アリュゼウス」と、その素体となった「量産型νガンダム」が大きな話題となりました。
そうした新機体が注目を集める一方で、本作ではたった数カットしか登場していないのに、ファンが大変驚いたMS(モビルスーツ)がありました。
それが「RGZ-91 リ・ガズィ」です。本作と大きな関わりを持つ作品『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場したMSでした。形状とカラーリングから、「RGZ-91B リ・ガズィ・カスタム」の可能性が高いでしょう。本記事ではこの機体がリ・ガズィ・カスタムであると仮定して解説します。
リ・ガズィ・カスタムは書籍で初めて発表されたMSでした。その設定は「アムロ・レイ」専用に作られたMSで、リ・ガズィの発展機として開発されたものです。最大の特徴はBWS(バック・ウェポン・システム)ではなく、単体での変形を可能とした可変MSという点でした。
しかし、アムロが「RX-93 νガンダム」の完成を急いだことで、このプランは棚上げにされたと設定されています。そのため実機の存在は不明という、幻のMSでした。こういった設定からリ・ガズィ・カスタムの登場は、一部のファンには驚きで迎えられたというわけです。
もっともリ・ガズィも当初は1機しか作られなかったという設定でしたが、後年になって複数機が生産された……となりました。こうしたケースは「ガンダム」シリーズあるあるです。
今回の『キルケーの魔女』ではカメオ出演に等しい扱いですが、初めてアニメ映像化されたリ・ガズィ・カスタムを「第3章への伏線」と考えているファンは少なくないようです。
※ここから先の記述では、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』の終盤での出来事に触れています。作品に関する情報を一切知りたくない方はご注意ください。

映画『閃光のハサウェイ キルケーの魔女』で、レーンが搭乗する「TX-ff104 アリュゼウス」のなかから姿を現し、観客にも衝撃を与えた「量産型νガンダム」 (C)創通・サンライズ
「謎のMS機体」の今後を占う描写もあった?
『キルケーの魔女』では数カットの登場だったリ・ガズィ・カスタムの活躍は、おそらく第3章になると考えられます。それは本作『キルケーの魔女』終盤のバトルにヒントがありました。
ハサウェイが乗る「Ξガンダム」と、レーン・エイムの「アリュゼウス」が戦った本作のラストバトルでは、アリュゼウスが外装を失っていき、ついに本体である「RX-94 量産型νガンダム」が姿を現しました。
この時、偶然にも「RX-93 νガンダム」に酷似したシルエットとなり、ハサウェイの心を大きく揺さぶることになります。なぜならハサウェイは『逆襲のシャア』での壮絶な体験を経てうつ病になっており、νガンダムはそれを連想させるには十分でした。
このハサウェイの体験とは、愛する人「クェス・パラヤ」を目の前で失ったこと、そのクェスを撃墜した「チェーン・アギ」を激高のあまり殺害してしまったことです。この時、チェーンが搭乗していたのが、半壊したリ・ガズィでした。
つまり、νガンダムを見て我を失うほどの状態になったハサウェイがリ・ガズィを見たならば、それ以上に精神が動揺することでしょう。おそらく、これまでキルケー部隊のMSをたやすく撤退させているハサウェイにとって、最大の刺客といえるかもしれません。
『キルケーの魔女』公開記念の舞台あいさつで、笠井圭介プロデューサーは「続編に向けて色々と仕込んでいるネタもある」とコメントしています。つまり、カメオ出演と思われたリ・ガズィ・カスタムが、続編に向けての重大な伏線になるかもしれません。
もっとも、関係者のコメントを含め、これらが壮大なミスリードとなる可能性もあります。その答えがわかるのは、今後公開されるであろう『閃光のハサウェイ 第3部』であることは間違いないでしょう。
