ノルウェーの“クロスカントリー王者”、ヨハネス・ホースフロット・クレボが、今大会6個目の金メダルを獲得。1大会での金メダル最多記録を更新した。
クレボは男子50キロ・マススタート(クラシカル)で優勝。2時間6分44秒8のタイムで過酷なレースを制し、2位のマルティン・ローヴストレム・ニェンゲットに8.9秒差をつけた。3位にはエミル・イーヴェルセンが入り、ノルウェー勢が表彰台を独占した。ニェンゲットにとっては今大会3個目のメダルとなった。
29歳のクレボは英紙『BBC SPORTS』に対し、「信じられない。夢がかなった」と喜びを語った。
「今大会は本当に完璧だった。最後に50キロで締めくくれたことは、言葉にできないほど素晴らしい」
これでクレボは、1980年レークプラシッド五輪で米国のスピードスケート選手エリック・ハイデンが樹立した“1大会5個の金メダル”という記録を塗り替えた。
さらに、自身の冬季五輪通算金メダル数を11個に伸ばし、1大会でクロスカントリー全6種目を完全制覇した史上初の選手となった。
五輪で彼より多くの金メダルを獲得しているのは、通算23個を誇る米国の競泳界のレジェンド、マイケル・フェルプスのみだ。
オスロ生まれのクレボは、幼少期にクロスカントリーの名所トロンハイムへ移住。その環境が、彼を史上最高の選手へと押し上げた。
現役・引退を問わず、通算116勝というワールドカップ最多勝記録に迫る選手はいない。世界選手権では通算15度の優勝。昨年トロンハイムで開催された大会では、地元の雪上で6冠を達成している。
クレボは、「昨年の世界選手権後、可能性は感じていた。でも本当に成し遂げると、言葉が見つからない」と報道陣に語った。
「フィニッシュラインを越えた瞬間、いろいろな感情が込み上げてきた」
今大会の6個目の金メダルは、スキアスロン、クラシカルスプリント、10キロ・インターバルスタート(フリー)、4×7.5キロリレー、チームスプリントに続くもの。まさに歴史的快挙となった。
構成●THE DIGEST編集部
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