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3連勝のフェイエノールトで存在感が際立つ渡辺剛。かたや2か月半無得点の上田綺世には「コンディションどう?」の直球質問が飛び…【現地発】

3連勝のフェイエノールトで存在感が際立つ渡辺剛。かたや2か月半無得点の上田綺世には「コンディションどう?」の直球質問が飛び…【現地発】


 フェイエノールトは2月22日、テルスターを相手に2-1の勝利を収め、これで3連勝。3位NEC、4位アヤックス(ともに勝点43)に対して勝点5差を付けたフェイエノールトは来季のチャンピオンズリーグ・リーグフェーズへのストレートインを目ざし、2位固めに入った。
 
 今季、好スタートを切ったフェイエノールトは9月から11月上旬にかけて首位に立った。そんな彼らに暗雲が立ち込めたのは10月26日に行なわれた第10節のPSV戦で、2-3の初黒星を喫してから。そこからフェイエノールトはリーグ戦で4勝2分け6敗という極度の不振に陥り、KNVBカップ、ヨーロッパリーグでも早期敗退が決まり、ロビン・ファン・ペルシ監督へのプレッシャーは高まるばかりだった。

 そんな中での3連勝。DF渡辺剛はテルスター戦後、「今は勝利することが一番大事なこと。今までのフェイエノールトだったら(先に失点したら)負けていたが、それを勝利に持っていくことができ、チームとしての成長が見えた試合だったと思います」と答えた。

 渡辺は本当に頑健なセンターバックだ。1月25日のヘラクレス戦では空中戦を競った着地後、足首を痛め、スタッフの肩を借りながら負傷退場。これは長引くかと思われたが、公式戦2試合を欠場しただけで復帰した。

 テルスター戦では先週、風邪をこじらせたCBアフメドホジッチが前半いっぱいでガス切れを起こして交代。代わって入ったセント・ジュステは76分に負傷退場し、主に右SBを務めるロトンバがCBとしてスクランブル発進するなどアクシデントが続いた。CBを組むチームメイトたちとの兼ね合いによって右CBと左CBをこなしつつ、安定した守備を披露した渡辺は、DFリーダーとして頼もしかった。

「(ロトンバは)CBの選手ではないですし、チームとしても危ない時間が続いた中で、とりあえず勝つことができた。怪我人は出るので、チームとベンチの選手がいかにカバーするかが、この先も大事になると思います」
 
 FW上田綺世は37分、GKベレンロイターのフィードを自陣左寄りのところで、相手を背負ってボールをしっかりキープ。そこから左SBスマルに効果的なパスを出し、FWムサが決めた2-1の決勝弾に寄与した。一方、この試合では好機がいくつかあったものの決め切れず、12月6日のズウォーレ戦で4ゴールを決めたのを最後に、ゴールから遠ざかっている。

「(ストライカーとして前線で起点になるのは)そのクオリティーはひとつ、求められている部分だし、自分でも求めないといけないと思ってます。自分でもゴールを取れるチャンスがあったので、取りたかったというのが率直な気持ちです。でも事実、チャンスメイクもできているので、(プレーのクオリティーやコンディションが)高め合ってくればゴールが生まれると思ってます」

 気になるのは上田のコンディション。1月11日のヘーレンフェーン戦で1アシストを記録した上田だが、続く18日のスパルタ戦を欠場。その後は出場時間を60分ほどに制限したり、欠場したりするなど、コンディションが良好とは言えそうもない。記者のひとりが上田にコンディションのことを尋ねた。

「怪我との兼ね合いもあるので、“どのくらい”とはハッキリ表現するのは難しいですが、良くなってきている段階ではあります」

 現在のオランダでは「サッカー選手の負傷もプライバシー」という概念が根づきはじめ、現時点で具体的な負傷箇所は不明。ともかく昨年秋、「昨季、ハムストリングを怪我したし、自分の体調に素直になって向き合っている」と語った上田だけに、クラブのテクニカルスタッフやメディカルスタッフとしっかり連携を取りながら、出場の可否、出場時間を決めているようだ。

――以前、「自分の身体に正直に向き合っている」という話をされていました。それが最近の出場時間に反映されているのか?

「そうですね。今は少しずつ制限なくプレーできるようになってきているので、あとは試合勘のところ。シンプルにコンディションをもっと上げたいです」

  今季は残り10試合。「フェイエノールトのゴールは上田(18点)、ムサ(8点)、スタイン(7点。ただし負傷欠場中)の3人に大きく依存している」と報道されている。今季、フェイエノールトの55ゴールのうち、このトリオが6割の得点を叩き出しているのだ。リミッターが外れた時の上田のプレーは規格外。2位の座を死守するためにも、エースの復活に期待がかかる。

取材・文●中田 徹
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配信元: SOCCER DIGEST Web

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