ミラノ・コルティナ冬季五輪で史上最多の24個(金5・銀7・銅12)のメダルを獲得した日本選手に「エコノミー帰国問題」が起きている。これまでの最多メダル数は2022年・北京大会の18個。今回はこれを大きく上回った。
そればかりではない。この大会で日本の冬季五輪通算メダルは100個に到達。いろんな意味でインパクトを与えた大会になったといえる。
凱旋帰国ラッシュが始まったが、メダリストの帰国便は「エコノミークラス」。スノーボード男子ハーフパイプで金メダリストとなった戸塚優斗は、2月23日に「DayDay.」(日本テレビ系)に出演した際、「エコノミーで帰りました」と告白した。
行きはともかく、帰国便は「金メダルを獲ればビジネスクラスにアップグレードしてくれる」という都市伝説が夏冬を問わず、五輪選手団のモチベーションになっている事実がある。ところが…。
五輪担当記者が言う。
「規定では競技団体の役員もエコノミーです。日本オリンピック委員会(JOC)の役員は海外出張という形になれば、ビジネスクラスになります」
五輪における選手の移動便について、サッカー日本代表は全行程がビジネスクラス。最近は人気も実力も低迷している女子代表も同じだ。
「かつて代表FWだった高原(直泰)が海外移籍によって飛行機移動が増えたことで、エコノミー症候群を発症したのがきっかけでした」(サッカー担当記者)
日本バレーボール協会の川合俊一会長は、自身が現役時代に苦労したことから、会長に就任してまず手を付けたのは、代表選手の海外遠征でビジネスクラスを導入することだった。
JOCでは2月25日、冬季五輪選手団の解団式を行う。今大会では最多メダルを獲得したことで、4月25日に日本橋でパレードを行うと決めた。だがそんなことより今後、「五輪金メダリストにはビジネスクラスを保証する」と決めてみてはどか。
(小田龍司)

