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今季限りで現役引退のワウリンカが回顧。ビッグ4との戦いは「大きな挑戦だった」現2強も「驚異的なレベル」<SMASH>

今季限りで現役引退のワウリンカが回顧。ビッグ4との戦いは「大きな挑戦だった」現2強も「驚異的なレベル」<SMASH>

今季限りでの現役引退を表明している男子テニス元世界ランキング3位の40歳スタン・ワウリンカ(スイス/現98位)がインドの日刊英字新聞『The Times of India』の取材に応じ、黄金期を築いた“ビッグ4”(フェデラー、ナダル、マリー、ジョコビッチ)のレベルと、現代テニスを牽引するカルロス・アルカラス(スペイン/22歳/同1位)およびヤニック・シナー(イタリア/24歳/同2位)のレベルを比較した。

 当時17歳だった2002年にプロ転向したワウリンカは それぞれ同郷のフェデラーに3勝23敗、ナダルに3勝19敗、ジョコビッチに6勝21敗、マリーに10勝13敗という成績を残している。真に世界のトップへ食い込むまでには約10年を要したものの、ビッグ4の全盛期に最高峰の四大大会を3度制し、強力な片手バックハンドを象徴とする独自のスタイルで存在感を示してきた。

 また19年には16歳年下のシナーからも2勝をマーク。一方で現王者のアルカラスとはまだ対戦経験がない。今回のインタビューでビッグ4とアルカラス、シナーのレベルを比較するよう求められた40歳は次のように語った。

「あなたが挙げた5人は見てきた中で最高の選手たちだ。彼らと対戦できたこと、そして15年以上にもわたりビッグ4とプレーできたことは素晴らしい経験だったし、大きな挑戦でもあった。

 私は純粋にテニスのファンでもあり、この競技に情熱を持っている。ファンとしても選手としても、あの4人のプレーを見るのは常に楽しかった。それに、シナーとアルカラスのレベルも驚異的だ。ここ数年、あの2人が全ての四大大会で優勝を分け合ってきたことは、本当に素晴らしいものだ」
  事実、24年全豪オープンから今年の全豪までの四大大会9大会ではアルカラスとシナーのどちらかが優勝しており、ランキングでも他の選手を大きく引き離している。昨年には、ビッグ4でも成し得なかった、同一シーズンに3度にわたり四大大会決勝で対戦するという偉業も達成した。

 ワウリンカ自身の最大のブレークスルーは、14年全豪だった。決勝で当時世界1位だったナダルを破って初の四大大会タイトルを獲得し、大会後のランキングでは自己最高の3位を記録。その後も15年全仏オープン決勝と16年全米オープン決勝でジョコビッチを撃破し、名実共にトッププレーヤーとしての地位を築いた。

 最後の四大大会優勝から約10年が経った今、3つのタイトルで「思い出の優勝」を一つ挙げるとすれば、15年全仏だとワウリンカは振り返る。

「どの優勝も本当に特別だから選ぶのは難しいが、強いて選ぶなら2015年の全仏オープンだ。私はクレーコート育ちで、スペインでも多く練習した。またスイスのフランス語圏出身ということもあり、子どもの頃に一番よく見ていた大会が全仏だった。03年にジュニアで優勝した大会でもあるし、決勝でジョコビッチに勝ったのは本当に特別な経験だった」

 そんなワウリンカも冒頭の通り、今季終了後にラケットを置く。4人の巨星たちと渡り合った40歳のラストシーズン。その一戦一戦に、改めて注目が集まる。

文●中村光佑

【動画】ワウリンカがジョコビッチを破り優勝を飾った「全仏オープン 2015」決勝ハイライト

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配信元: THE DIGEST

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