サッカー日本代表の「守護神」に嬉しいニュースが飛び込んできたが、思わぬピンチも訪れているようで―。
イタリア・セリエAの古豪パルマに所属する日本代表のGK鈴木彩艶は、昨年11月8日に行われた第11節のACミラン戦で左手を負傷。試合後の検査で中指と舟状骨を骨折したことが判明し、戦線離脱を余儀なくされた。
鈴木といえば、2024年7月にイタリアに渡り、日本人GKで初めてセリエAに挑戦。移籍1年目からレギュラーとして起用され、抜群の存在感を発揮した。
「24―25シーズンからセリエAに昇格したパルマは、戦力的には降格候補でした。しかし、鈴木が人間離れした跳躍力と至近距離でも驚異的な反射神経でスーパーセーブを連発。シーズン中に8度のクリーンシート(無失点)を記録し、残留の立役者になりました」(サッカーライター)
サポーターのアイドルにもなった鈴木だが、11月に大ケガを負ったことで、全治3~4カ月と報じられた。そんな中、リハビリをしていた鈴木はボールを使った個人トレーニングを開始。カルロス・クエスタ監督も近日中にも、「グループトレーニングに合流する」と明言し、いよいよ本格復帰が間近に迫っていた。
鈴木が長期離脱している間には、控えだった地元出身のエドアルド・コルビが正GKに昇格し、セリエAデビュー。すると、同世代のライバルは鈴木顔負けのスーパーセーブを連発し、チャンスをがっちりとつかみとった。
「2月22日には、2位のACミランと対戦し、1―0で大番狂わせの勝利に貢献。早くも今季5度目のクリーンシートをマークしました。嬉しい誤算にパルマの首脳陣もサポーターもびっくり。鈴木が復帰しても正GKにコルビを推す声が日に日に高まっています。26年北中米W杯が目前に迫る中、このままポジションを奪えずに試合勘を取り戻せなければ、日本代表にも影響を及ぼす非常事態となりそうです」(前出・サッカーライター)
昨シーズンの大活躍でクラブでも代表でも不動のレギュラーと疑いの余地もなかったが、まだまだ試練は続きそうだ。
(海原牧人)
編集プロダクションを経て、フリー転身。雑誌&WEBを中心にスポーツ、芸能、政治、街ネタを執筆中。

