2028年に開催される夏季オリンピックの舞台はロサンゼルス。バスケットボール大国アメリカとしては、自国開催となるだけに、是が非でも金メダルを勝ち獲りたいところだろう。
大会はまだ2年先の話だが、なかにはすでに代表チームへの参加の意思を表明しているNBA選手もいる。そのうちの1人がケビン・デュラントだ。
2012年のロンドン五輪、2016年のリオ五輪、2020年の東京五輪(開催は2021年)、そして2024年のパリ五輪と、直近4大会連続でオリンピックに参加し、そのすべてで表彰台の頂点に立っているデュラント。4個の金メダル獲得は、五輪の男子バスケットボール史上最多の記録だ。
レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)らとともに超豪華タレント軍団を形成し臨んだ2024年のパリ五輪でも、得点源の一角として大会制覇に大きく貢献。実力・経験ともに申し分ない天才スコアラーが参加するとなれば、アメリカにとってこれほど心強いことはないだろう。
とはいえ、ロサンゼルス五輪が行なわれる2028年夏の時点でデュラントは39歳、その年の9月29日には40歳になる。37歳となった今季も平均25.9点、5.4リバウンド、4.5アシスト、フィールドゴール成功率50.7%、3ポイント成功率40.9%と見事なスタッツを残しオールスターに選ばれたものの、不惑を迎える2年後にはさすがに衰えている可能性も否定できない。
それでも、デュラントは大会出場を強く望んでいるようだ。稀代の点取り屋は『ESPN』に対し「もちろん出場したい」と語り、さらにこう続けた。
「ぜひ出場したいが、そのためには自分のプレーをベストの状態に保たなければならない。ただ参加するだけじゃ意味がない。コートで結果を残し、グラント(ヒル/アメリカ代表のマネージングディレクター)や選考委員たちに“チームに選びたい”と思わせるつもりだ。単なるベテラン扱いでは満足しない。今でもチームを勝利に導けることを証明してみせるよ」 そう力強く語ったデュラント。また、パリ五輪がレブロン、カリー、そして自身も含めた重鎮たちの最後のオリンピックになるとの声もあったが、これを完全に否定した。
「メディアがそう予測しただけ。『ラストダンス』という話はどこから出てきたんだ?俺はプレーしないなんて言ってない。レブロンがそう言っただけさ。俺やステフはそんな話してないよ」
ロサンゼルス五輪のアメリカ代表は、ケイド・カニングハム(デトロイト・ピストンズ)やアンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)、クーパー・フラッグ(ダラス・マーベリックス)といった現在の若手スターたちが中心となるだろう。
そのなかで、39歳のデュラントがもし選ばれた場合、どのような立ち位置になるのか。現状のパフォーマンスを見る限り、新進気鋭のヤングタレントたちを差し置いて大事なラストショットを託される姿も、想像に難くない。
構成●ダンクシュート編集部
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