
「このCKで仕留めるしかない」当事者が明かすロシアW杯“ロストフの悲劇”の舞台裏「余力が違うんですよ」
町田に所属する元日本代表DFの昌子源が、那須大亮氏のYouTubeチャンネルに出演。2018年ロシアW杯のベルギー戦を振り返った。
日本は同大会のラウンド16でベルギーと対戦。48分に原口元気、52分に乾貴士が得点し、2点をリードする。昌子は「2-0になった瞬間に“次、ブラジルか”と思っちゃった」。まだ何も決まっていない段階で、少しでも次の試合を考えてしまった。「弱さやったんかな」と回想する。
日本は69分、74分に失点。タイスコアで迎えた90+4分、CKを得る。本田圭佑のCKは相手GKティボー・クルトワにキャッチされ、カウンターを食らう。
ドリブルで持ち運んだケビン・デ・ブライネが右に展開。トーマス・ムニエの折り返しをボックス内でロメル・ルカクがスルー。背後のナセル・シャドリが流し込んだ。その間、わずか14秒。日本は2-3で逆転負け。『ロストフの悲劇』として語り継がれる。
なぜ、あの場面で本田はCKを蹴ったのか。なぜ吉田麻也や酒井宏樹、昌子らDF陣が攻め上がっていたのか。今でも昌子は聞かれるという。「あれ、特別何かを話していたわけじゃない」とし、当時の状況を次のように明かす。
「延長に行ったら、確実に分が悪いっていう余力。たぶんこれ、やっている人しか分からない。ベルギーと僕らの余力が違うんですよ。俺らはここで点を取らないといけないっていう感覚ではいました。だから、このコーナーキックで俺たちは仕留めるしかないって」
那須氏は「なるほど。それを聞いたら腑に落ちました。そのぐらいの、まだ経験値の差だったりを、現場レベルの選手はすごく感じていた」と得心した様子だった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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