朝鮮中央通信は2月24日、北朝鮮で5年に1度の党大会が開催され、同国の金正恩朝鮮労働党総書記の妹・金与正氏が党副部長から部長に昇格したことを伝えた。
2021年の前回党大会では降格して、政治局候補委員から外されたことが話題になったが、今後は党の中枢で職権が強まることになりそうだ。とはいえ、これまでも「窓口」として政治的役割を担ってきた与正氏。特に対韓国政策では強気な態度を示してきた。対話を求めている韓国の李在明大統領に対し、昨年8月にも「歴史の流れを変えられる偉人ではない」、「米国の特等忠犬」と痛烈に批判。冷酷な態度と口の悪い毒舌外交で存在感を発揮している。
それだけに、今回の「昇格」でどう変わるのか。与正氏の動向が注目される一方、「ある“異変”が話題になっている」と、前置きして、朝鮮半島事情を取材しているジャーナリストがこう語る。
「韓国メディアの日本語版の記事で、与正氏の顔写真付きで今回の一件が報じられていました。おそらく近影と思われるもので、頬がコケていて、明らかに痩せているように見えるのです。一気に老けた印象も伝わってきて、ネット上には、〈激やせ〉〈やつれた感じ〉など驚きのコメントが並びました」
与正氏は1988年生まれと見られ、今年で38歳を迎える。確かに数年前の写真と見比べてみても、一気に老け込み、年齢以上に思われても不思議ではなかった。
「北朝鮮は慢性的な食糧不足が続いていますが、さすがに与正氏の食事にまで影響が及んでいるとは考えにくい。となると、『健康不安説』がにわかに囁かれています。与正氏は金正恩総書記の娘・ジュエ氏とともに後継者候補の一人と言われている。本当に健康面に問題があるならば、後継者レースにも影響を及ぼすことになるでしょう」(前出・ジャーナリスト)
金王朝で何が起きているのだろうか。
(海原牧人)
編集プロダクションを経て、フリー転身。雑誌&WEBを中心にスポーツ、芸能、政治、街ネタを執筆中。

