
アニメ「【推しの子】第3期」(毎週水曜夜11:00-11:30ほか、TOKYO MXほかにて放送/ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Leminoほか)の第三十一話「決裂」が2月25日に放送された。隠していたアイの死の真相、アクア(CV.大塚剛央)とルビー(CV.伊駒ゆりえ)の身の上が、アクア自身の告白でついに世間に知られることに。それは、アクアが幸せな未来を捨て、復讐の道を選んだということだった。黒川あかね(CV.石見舞菜香)とは決別し、アクアの瞳には再び黒く染まったスターが浮かび上がった。(以降、ネタバレが含まれます)
■かなを思いやるMEMちょ、ルビーのスターも白く輝く
映画監督・島政則のマンションへの出入りを週刊記者に撮られてしまった有馬かな(CV.潘めぐみ)。実際は記者が想像するようなことは何もなかったのだが、それを証明するものはなにもない。吹っ切れ、立ち直りはしたものの、みんなに迷惑をかける現状には変わりはなく、事務所は重い雰囲気に包まれていた。救いだったのは、社長の斉藤ミヤコ(CV.Lynn)、ルビーもMEMちょ(CV.大久保瑠美)もかなを責めるようなことはなかったことだ。
かなのことを慮り、異性との不用意な接触は危ないということを静かに諭すミヤコ。MEMちょは、演技の仕事がほしくて取り入ろうとしてしまったと涙を流して謝罪するかなを、「大丈夫だから…分かってるから…」と声を掛け、優しく抱擁する。そして、ルビーはアクアからの、「有馬を救う手段があるなら」という問いに、「当然でしょ、仲間なんだから」ときっぱり答える。
少し前のルビーなら、きっと元気にフォローしていたと思うかなのスキャンダルだが、心は復讐に染まってしまっているからか、みなが深刻になる中、どこか上の空のような雰囲気を見せていた。しかし、このとき、彼女の右目のスターは澄み切った輝きを放っていた。それは本当にかなを救いたいと思う、ルビーの純粋な心の現れを示しているようだった。
視聴者もここのシーンには注目し、SNSには「ワンカットだけの感情の演出がうまい」「重曹ちゃんを救いたい気持ち本物なんだね」「声の雰囲気を違うね、闇ルビーと光ルビー、使い分けがすごい」といったコメントが集まっていた。
■アクアが明かした悲劇のアイドル・アイの死の真相
週刊誌の発売日、自分のスキャンダル報道が出ていると疑わなかったかなは意を決してテレビを点けるが、そこで流れていたのはファンに殺害された悲劇のアイドル・アイの死の真相だった。
16歳だったアイには双子の隠し子がおり、それを知り激昂したファンがアイを殺害したというニュース。アクアがかなを助ける手段として行ったのは、世間の関心を集める、よりセンセーショナルで大きなネタの提供。週刊誌のライターに接触したアクアは、自分とルビーの素性を明かしていたのだ。この大スクープに世間は衝撃を受け、SNSのトレンドトップは「アイ」、他にも「B小町」「星野ルビー」など関連ワードが上位を埋める。かなのスキャンダル報道など、どこにも出ていなかった。
明かされた真実にアイを軽蔑する者もいたが、世間の多くはアクアとルビーに同情的なようで、中には新生B小町として活動するルビーにエモさを覚える者もいた。しかし、あかねだけは、なぜアクアがこの告白をしたのかの真意を悟っていた。アクアが道を決めたように、自分の決めた道を行くことにしたあかね。しかしその途中、一瞬ヒヤリとした場面をアクアに助けられる。
後半のここからは、アクアとあかねの切ない決別シーンが描かれることに。GPSを仕込まれていたことに激怒するあかね。幸せに続く道を捨て、あかねを危険から遠ざけようとするアクア。相手を思いやるからこその二人の行動だが、ともにそれは受け入れられないものでもあった。バックで流れる挿入歌も切なさを込み上げさせ、視聴者からは「あかねに対する優しさが逆につらくて泣いた」「あかねを守るための決別。でも守るという形で、確実に傷つけている」「あかねは幸せになれよ…必ず…というアクアの想いがあると願いたい…」など、二人に想いを寄せるコメントが集まる。
ラストでは復讐者の道を選んだアクアの瞳に、再び黒いスターが戻る。あかねの行動を監視していたことから、自分の実父がカミキヒカルだということも掴んでいた。果たして、アクアの復讐計画はどう進むのか、ルビーとはどう歩むのか。


