
「『やっぱ無理でした』とか一番かっこ悪い」終盤崩れた前節の雪辱へ。昌子源が復帰戦で示した覚悟「自分が戻ってくる意味をこの試合で証明しないと」
FC町田ゼルビアは2月27日、J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第4節で、ジェフユナイテッド千葉とホームで対戦。2-1で勝利し、勝点3を手にした。
試合は5分に相馬勇紀が先制点を挙げると、59分にはエリキが追加点を奪ってリードを広げる。64分に1点を返されたものの、その後は粘り強くリードを守り抜いた。
今節は最後まで集中力を保ち、安定した守備をみせた。前節の東京ヴェルディ戦では2-0で迎えた終盤の89分に1点を返されると、90+5分にも被弾して追いつかれ、突入したPK戦で敗れていた。
その悔しさを晴らすように、守備の要としてピッチに立ったのが昌子源だ。負傷により前節を欠場していたなか、復帰戦となったこの日は存在感を放った。
33歳のDFは試合後、「欠場して、自分が戻ってくる意味をこの試合で証明しないといけないと思っていた」と振り返り、「最後は逃げ切りムードになりましたけど、そこで最後まで逃げ切れて良かった」と安堵の表情を見せた。
前節の敗戦は、チームの精神面にもダメージを与える悔しいゲームだった。だからこそ、この一戦に照準を合わせてきたという。
「僕自身もまさかPKにいくとは思ってなかった。何が悪いとかはないですけど、もちろん相手もいることですし。非常にネガティブになりがちな、敗戦の仕方だった。なので、しっかりこの1週間で、僕もそんなに大きな怪我ではなかったので、トレーナーの皆さん含めて、自分でもジェフには絶対間に合わせようと思っていた。
僕は戻る気でいましたし、チームに戻って、絶対この試合でなんとか手助けをしないといけないっていうのもありました」
周囲のサポートに感謝を示しながら、こう続けた。
「怪我して3日ぐらいでもピッチレベルには立っていたので。相当トレーナーの皆さんに、僕のワガママも聞いてもらった。それで出て『やっぱ無理でした』とか一番かっこ悪い。スタッフの皆さんにも迷惑をかけてしまうので、そこはかなり強い気持ちがありました」
町田は次戦、3月3日にアジア・チャンピオンズリーグエリート(ACLE)のラウンド16で江原FC(韓国)と敵地で相まみえる。昌子は「(リーグ戦で)勝って韓国に行けるのはすごく大きい。このチームは負けてアウェーに行ったことはないけど、やっぱり気持ち的に違うじゃないですか。それは負けて行った経験がなくても分かることなので。勝って向かえるのはかなりプラスになる」と口にした。
チームは勝利の勢いを携え、アジアの舞台へと挑む。
取材・文●保坂悠輝(サッカーダイジェストWeb編集部)
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