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「ベンチから出すのは最悪の使い方」ロンゾ解雇も父ラバーは強気、兄弟共闘のメリットを主張<DUNKSHOOT>

「ベンチから出すのは最悪の使い方」ロンゾ解雇も父ラバーは強気、兄弟共闘のメリットを主張<DUNKSHOOT>

ファッションやブランド力などで、特に若いファン層に絶大な人気を誇るロンゾとラメロのボール兄弟。

 28歳の長男ロンゾは2017年ドラフトでロサンゼルス・レイカーズから全体2位指名を受けてNBA入り。そして24歳の3男ラメロも20年ドラフトでシャーロット・ホーネッツから3位と、ともに高順位で指名を受けた。(27歳の次男リアンジェロは過去にGリーグでプレーしたのちラッパーに転身)。

 ラメロは1年目に新人王に輝き、現在もホーネッツの正司令塔として活躍している。2月22日のワシントン・ウィザーズ戦では、キャリア最多の3ポイント10本を含む37得点に7アシスト、8リバウンドと、トリプルダブル級の働きでチームを勝利に導いた。

 一方のロンゾは、所属していたクリーブランド・キャバリアーズから2月のトレード期間にユタ・ジャズにトレード。しかし直後に解雇され、現在はフリーエージェントとなっている。

 そんなロンゾだが、高校時代には個人賞を総なめにするなど若い頃から実力を高く評価され、レイカーズ入団後も期待は大きかった。

 196㎝のプレーメーカーの躍進を阻んだ大きな要因は、度重なるケガだ。

 とりわけ左ヒザは泣きどころで、シカゴ・ブルズに在籍していた2021-22シーズンからの4年間で2度のシーズン全休を強いられた。
  昨夏にアイザック・オコロとのトレードで加入したキャブズではベンチ要員となり、約20分のプレータイムで4.6点、4.0リバウンド、3.9アシストにとどまっていた。

 それでもまだ28歳。視野の広さや、仲間を効果的に使うパスの巧さには定評があり、ロンゾ自身も以前出演したポッドキャストで、「自分は巷で言われているほど悪いプレーヤーじゃない」と過小評価されていることを嘆いていた。

 そんな彼にもっとも期待しているのが、他でもない父親のラバー・ボールだ。

 息子たちのシューズやアパレルなどを展開するブランド『Big Baller Brand』は、1シーズンで頓挫してしまったが、NCAAに対抗する若手プレーヤーのリーグ『JBA (Junior Basketball Association)』を創設するなど、バスケットボールの周辺活動で影響力を発揮している。

 かつてロンゾを「ステフィン・カリーより上」と豪語したこともあるビッグマウスの父は、最近出演したポッドキャストでのロングインタビューの中で、ロンゾの才能を活かす起用法について力説している。

「クリーブランドは(ロンゾにとって)最悪の場所だった。優勝候補のチームではあったが、マインドセットが間違っていた…(中略)あいつをベンチから出すのは最悪の使い方だ。なぜならあいつは周りのみんなのプレー、つまり“スターターを良くする”タイプだから。

 ならば先発で使うべきだ。周囲を活かすのが持ち味なのに、ベンチから出してどうする?ゲームの流れに乗れない」 そんな父の抱く偉大な構想は、兄弟が揃って同じチームでプレーすること。そこには現在ラッパーのリアンジェロも含まれている。

「3人が揃うと、とんでもない強さを発揮できる。ビッグ3を作りたいなら、1人目は全員を良くできるタイプの選手でなきゃならない。自分で(シュートを)打ちまくるのではなく、全員を巻き込んで、全員を良くする。それがゾー(ロンゾ)だ。あいつはそれを一番得意としている。

 2番目は究極のスコアラーでなきゃならない。優れた3ポインターで、インサイドでも強い。それがジェロ(リアンジェロ)だ。3番目はその2人のハイブリッド。それがメロだ(ラメロ)。得点力とドリブル。あの3人が揃えば、誰も太刀打ちできない」

 リアンジェロは、ホーネッツの下部組織であるグリーンズボロ・スウォームでプレーしていた21-22シーズンに、3ポイントを35.7%の確率で決めている。

 とはいえ、Gリーグで平均4.4点に終わったリアンジェロのNBAデビューは現実的ではない。代わりに、ラッパーとしてリリースした『Tweaker』はバイラルヒットと、ラッパーとしては成功の道を歩んでいる。

 ロンゾに関しては、ホーネッツが以前接触していたという噂もあった。オーランド・マジックのフランツ&モリッツのヴァグナー兄弟や、ステフ&セスのカリー兄弟(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)のように、兄弟デュオの誕生はあり得ない話ではない。
  父ラバーはまた、従来のメディアよりもSNSといったプラットフォームが、若いファンの間で主流となっている現在では、露出やアピール力においても、ボール兄弟はフランチャイズにとって有益であると力説している。

 かつて家族が出演するリアリティ番組もプロデュースしていただけに勝算はあるのだろうが、マーケティング面はともかく、ロンゾの行き先については気になるところだ。

 はたして父が描く構想通りにNBAで共闘する日は訪れるのか。彼らが繰り出すコンビプレーは、なかなか面白そうだ。

文●小川由紀子

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配信元: THE DIGEST

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