侍ジャパンが阪神タイガースとの強化試合に辛勝。これで侍ジャパンの「実戦調整」は全て終了した。しかし試合後、阪神に関する気になる情報が入ってきた。正遊撃手を予定して獲得したキャム・ディベイニーが、ファームで調整することになりそうなのだ。
「芝生ではなく、土のグラウンドでのバウンド処理にまだ戸惑っています。侍ジャパンとの強化試合は人工芝の京セラドームで行われたので、オロオロすることはありませんでしたが」(在阪記者)
この日のディベイニーは3打席に立って2打数無安打1死球。練習試合、オープン戦を含めたトータル成績は19打数3安打、打率は1割5分8厘だ。これに対し、ショートのレギュラーを争う小幡竜平は15打数6安打で、打率は4割ちょうど。侍ジャパン戦は途中出場だったが、3打点を挙げる適時二塁打を放っており、「小幡優勢」と言わざるをえない。
「変化球の多い日本の投手に慣れさせるため、藤川球児監督はディベイニーをこの先も使っていくつもりです」(前出・在阪記者)
小幡は甲子園球場での練習で、外野守備に入る場面があった。WBCに佐藤輝明、森下翔太、坂本誠志郎が出場するため、「遊撃・ディベイニー、右翼・小幡」の布陣で、両方を打席に立たせる狙いがあるのだろうが、小幡は打撃面でも順調な仕上がりを見せている。
「ディベイニーは守備、打撃の両方で調整が遅れています。オープン戦はあと12試合が残っていますが、ファームは開幕まで17試合が組まれています。ディベイニーは2軍戦にも出て調整することになりそうです」(前出・在阪記者)
侍ジャパンとの強化試合では、7回に回ってきた第3打席でセンターフライに倒れると、ディベイニーはバットを放り捨てていた。「結果が出ず、イライラしている」と感じ取った関係者は少なくなかったようである。
ちなみに小幡の外野守備練習の評価はというと、
「足は速いし、肩だって強い。このまま外野に専念させた方がいいのでは」(前出・在阪記者)
ショートには木浪聖也、熊谷敬宥などライバルは多い。小幡の「外野オプション」は使われるのか。
(飯山満/スポーツライター)

