2016年を最後にプレーオフの舞台から遠ざかるシャーロット・ホーネッツが、今年はひと味違う戦いを見せている。
過去2年、イースタン・カンファレンス13位の21勝61敗、同14位の19勝63敗と下位に沈んでいたチームは、今季も決して下馬評は高くなかった。実際に、2勝2敗だった開幕4試合以降は瞬く間に下位に転落し、現地1月21日時点では16勝28敗と12の借金を背負っていた。
ところが、それから1か月半が経過した3月3日現在、ホーネッツは31勝31敗で勝率を五分に戻している。この間、なんと15勝3敗の大逆襲を披露し、一気に借金を完済したのだ。
1月22日~3月3日の期間中の勝率は83.3%でリーグ1位。さらに平均得失点差(+12.1)、オフェンシブ・レーティング(120.8)、3ポイント成功率(40.6%)、フリースロー成功率(83.1%)も1位、平均失点(104.7)は3位でディフェンシブ・レーティング(108.5)は7位と、持ち前の攻撃力だけでなく、守備でも高数値を残している。
しかも直近5試合は対戦相手に恵まれたこともあり、すべて16点差以上をつけて5連勝。これは今シーズン、リーグでホーネッツしか達成していない。
この快進撃を可能にしているのは、絶妙なハーモニーを奏でる先発陣と、彼らを支えるベンチ陣の働きにある。
ラメロ・ボール、コン・カニップル、ブランドン・ミラー、マイルズ・ブリッジズ、ムサ・ディアバテの先発ラインナップは、リーグ有数の破壊力を誇り、計100分以上コートに立った布陣では、今季No.1のネット・レーティング(+30.7)を記録する。
ここに攻守兼備のグラント・ウィリアムズやジョシュ・グリーン、新加入のコビー・ホワイト、ルーキーのシオン・ジェームズやライアン・コークブレンナーらが適材適所にハマり、ロスターに厚みを加えている。
31勝目をあげた3日のダラス・マーベリックス戦は、現在のチーム状況を象徴するような試合となった。20得点以上をあげた選手は皆無ながら、17得点のミラーを筆頭に、8人が2桁得点を奪取。チーム全体で20本もの3ポイントを沈め、主軸不在のマブズを圧倒した。
とりわけ光ったのが、「彼らが本当に大きなインパクトを与えた」とチャールズ・リーHC(ヘッドコーチ)が称えたベンチ陣の貢献。新人ジェームズが13得点、8リバウンド、ウィリアムズが12得点、グリーンが11得点をあげるなど、セカンドユニットで計54得点を叩き出した。
現在、リーグ30球団の中で最も長い期間プレーオフに進めていないホーネッツだが、この好調を維持すれば、7~10位で争われるプレーイン・トーナメントの出場は濃厚。さらにプレーオフ自動進出圏内の6位とも2.5ゲーム差と、大舞台への切符は手の届く位置にある。
構成●ダンクシュート編集部
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