走塁ミスは選手自身の問題か、あるいはコーチの責任か。とあるロッテ選手のオープン戦でのプレーをめぐって賛否が噴出する中、野球解説者の高木豊氏はYouTubeチャンネル「高木豊 Takagi Yutaka」で、ズバリと「責任論」に斬り込んだ。
それは2月28日のロッテ×西武戦の、3回一死の場面。一塁走者だった藤原恭大がグレゴリー・ポランコの中前打で、三塁をオーバーラン。帰塁が間に合わず、アウトとなった。次の打席が回ってきた6回には、代打が送られている。サブロー監督の説明はこうだ。
「消極的なミスがチラホラ見えたので、それは許したらアカンなと思って。藤原はそれで代えました」
懲罰交代の意図を明かしたのである。
ここでプレーを振り返れば、サードコーチャーが手を回したことで、藤原はそれに従ったが、すぐさま戻れと指示。藤原は速度を落として三塁に帰塁しようとした。
高木氏は言う。
「交代、交代じゃないっていうのは監督の指示だからしょうがないよね。ただ、藤原のセンスを考えると、打球が飛んで、打球を見て、野手の取り方、そこまで頭に入ってると思うんだよね。(サードコーチャーに対して)おそらく『なんで引っ張ってるの?』っていうような感じだったと思うよ」
高木氏はある意味、藤原を擁護しつつも、次のように続けた。
「打球が見えるところを走って行ってるんだもん。(外野手が)どういう処理能力かっていうのはわかるよ。優秀なランナーほど抜くよ(速度を緩める)。コーチャーが要らないランナーがいちばん優秀なんだよ。藤原はいらないタイプなんだよ。だからこれは、サードベースコーチャーのセンスがないと思うよ。最後ね、ヘッドスライディングとかなんとかっていう人がいるかもわからんけど、野手が待ち構えててヘッドスライディングするほど滑稽なものはないよ」
サブロー監督の毅然とした対応で、チームは引き締まったことだろう。
(所ひで/ユーチューブライター)

