第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)プールCが3月5日、東京ドームで開幕した。オーストラリアが台湾を一発攻勢で退け3対0で初戦をモノにした。
両チームの先発投手が素晴らしいピッチングを披露した。オーストラリアの先発ウェルズが3イニングを無失点。特に2回途中から5者連続三振を奪う圧巻の投球で相手打線に付け入る隙を与えなかった。
一方、台湾の先発・徐若熙も負けていない。ソフトバンクに所属する最速158キロの剛腕は4イニングを投げ無失点と好投。こちらもオーストラリア打線をねじ伏せた。
両チーム無得点のまま均衡が破れたのは5回、オーストラリアは先頭のウィングローブが代わったばかりの陳柏毓から初球に死球を受けて出塁すると、続くパーキンスがカウント1-1から3球目の直球を右中間に運ぶ先制アーチ。オーストラリアがを2点を先取した。
2点ビハインドの台湾は6回1死一塁でチームの主将・陳傑憲が打席に入ったが、カウント0-2から相手投手の投じた3球目が抜け、左手に直撃。避け切れず、苦悶の表情を浮かべた。同選手はトレーナーらに付き添われながらベンチへと下がり、そのまま無念の途中交代となった。
7回には、1番のバザーナがオリックスなどでプレーした張奕の内角直球を捉えると、打球は弾丸ライナーで右翼席へ一直線。本塁打を確信したバザーナはゆっくりとダイヤモンドを一周してベンチにかえると、チームメイトと喜びを爆発した。
3点をリードしたオーストラリアは中継ぎ陣が台湾打線をシャットアウト。わずか3安打に抑え、オーストラリアがWBC初戦を白星発進した。なお、この日の入場者数は4万523人を記録。平日の昼間にもかかわらず、異例の大盛況だった。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
【画像】台湾の人気チア!リン・シャンのキュートな姿

