
STU48の石田千穂が、グループ卒業を発表。卒業コンサートを5月31日(日)に開催する。最後の参加シングルとなる13thシングル「好きすぎて泣く」(3月4日[水]リリース)には、石田の初のソロ曲「未来に続く者よ」も収録されている。石田は2017年に結成された同グループの1期生。中心メンバーとして、瀬戸内7県を拠点にした新しい試みで出発したグループを9年間引っ張ってきた。この9年間に思いを馳せながら、卒業に向かう気持ちを聞いた。
■2年前から考え始めた卒業と多方面へ広がる将来の展望
――1期生の石田さんは、2027年にSTU48と共に10周年になります。このタイミングで卒業を決めたのはなぜでしょう?
いればよかったですよね(笑)。後から思ったくらいで、あまりそういうのは考えていなかったです。
――いつ頃から卒業を考えはじめていましたか?
ふわっと頭によぎることは都度都度ありましたけど、しっかり考え始めたのは2年前ぐらいに1期生が一気に卒業したときですね。みんな次のステップのために卒業していって、そのときに私も自分の未来について真剣に考えるようになりました。
――卒業後はどんなジャンルで活動していくのでしょうか?
実は、まだそこまでしっかり決めていません。卒業すると決めたけど、その先は未定、みたいな(笑)。でも、いろんなことにチャレンジしていきたいです。役者さん、モデルさん、バラエティーにも出ていきたい。何でもやってみたくて、欲張りなんです。ファンの方との交流イベントも積極的やっていきたいなと思います。

■「人生の分岐点」となったオーディションの記憶
――9年間走ってきたSTU48はどんな存在でしたか?
たくさん思い出がありすぎて、言葉に困っちゃいますね。私は部活や習い事とか、そういうのに全力で向かったことがない子供だったから、STU48は初めて絶対頑張ろうと思える場所でした。学校とは違うけど、たくさんの仲間がいる場所。それはファンの皆さんも仲間という意味で、9年間の青春そのものですね。
――オーディションのときのことは覚えていますか?
もちろんです。小学生からアイドルを目指していて、でもうまくいかない時期が続いていて、ちょっと挫けていたかもしれません。そんなときに地元に新しい48グループができると聞いて、いろいろけじめをつけるつもりで挑んだオーディションだったんですよね。絶対受かりたくて、ここで合格しなかったら、料理を勉強したりしてお嫁さんになろうと思っていました。
――また次のチャンスを待つのではなく?
考えがなかったですね。これがダメだったらアイドルは諦める。そう決めていたので、普通の生活を送っていたと思います。だからSTU48になれたのは、人生で一番の分岐点でした。
――それだけの思いで入ったSTU48です。やり残したことはないですか?
そう言われると、なくはないかも…と思う気持ちもありますけど、「悔いはなし!」です。

■念願の初ソロ曲「未来に続く者よ」に込められたグループへのメッセージ
――「好きすぎて泣く」のカップリングとして、石田さんのソロ曲「未来へ続く者よ」が収録されます。初めてのソロ曲ですね。
ソロ曲は、STU48での活動を始めてからずっと目標にしていたことなので、かなえられて本当にうれしいです。しかも最後の最後、このタイミングで。楽曲を頂いたときは、共感というか、自分に刺さるところが多くて、活動に悩んでいた時期、それでも「頑張るぞ!」と喝を入れた時期とか、9年間のいろんな時期、いろんなときの自分がぶわっと蘇りました。
――秋元康さんから石田さんへの宛て書きみたいな?
私というより、STU48に対してだと感じました。みんないろいろな思いを抱えているので、メンバー一人一人に刺さると思います。活動中、やっぱり悩むことってたくさんあるんですよ。どうしたらいいのか分からない時期、人の意見、周りの目に敏感になる時期も絶対にあって、ファンの方もそうだと思います。そういうときにこそ聴いてほしい曲だなって思います。

■笑顔で迎えたい卒業コンサート、そしてファンへ伝えたい感謝の気持ち
――卒業コンサートは東京のKanadevia Hallで5月31日、9周年コンサートの翌日ですね。どんな卒業コンサートにしたいか、もう考え始めていますか?
具体的なことはまだですけど、メンバー、ファンの皆さんと一緒に9年間を思い出すエモいことをしたいですね。それと、絶対に笑顔で卒業したいです。泣きながらは自分じゃないなって思います。
――卒業までの約3カ月、この時間をメンバーとはどんなふうに過ごしたいですか?
楽しく過ごしたいです(笑)。卒業するって悲しいことじゃないので、みんなにいい背中を見せられるようにしたいですね。ファンの方に対しては、今までの感謝を伝えていく期間にしたいです。特に瀬戸内7県の方にはどうにかしてお会いしたくて、ライブにたくさん立って、アイドルしている自分の姿で思いっきりの感謝を伝えたいです。
――最後に、卒業に向けてメッセージをお願いします。
本当にファンの方に支えられてきた9年間でした。「ありがとう」の気持ちでいっぱいです。私は最後までSTU48のアイドルとして駆け抜けて、その後はもっともっと輝いていくつもりです。STU48もこれからどんどんパワーアップしていくのは間違いないので、石田千穂とSTU48を変わらず応援していただけるとうれしいです。
◆取材・文=鈴木康道


