現在のNBAで最もホットなチームはどこか。それはシャーロット・ホーネッツだと言ったら、ひいきのファン以外はピンとこないかもしれないが、戦績とスタッツが彼らの勢いを物語っている。
過去2年、イースタン・カンファレンス13位の21勝61敗、同14位の19勝63敗と下位に沈んでいたチームは、今季も上位争いを予想する声はほとんどなく、現地1月21日時点では16勝28敗と12の借金を背負っていた。
ところが、ここから15勝3敗と怒涛の快進撃を続け、3月3日に借金を完済。さらに翌4日には、イースト2位のボストン・セルティックスをも下し、32勝31敗と貯金を作っている。
このセルティックス戦では、“ふたつの快記録”達成でも注目を集めた。
ひとつは、「毎試合15点差以上での6連勝」。後述の通り、ホーネッツは直近のセルティックス戦以外は相手に恵まれた面もあるとはいえ、いずれも16点差以上で相手を圧倒している。
この記録の歴代1位は2003-04シーズンに頂点に立ったデトロイト・ピストンズで8試合連続。ホーネッツは現在リーグ史上2位タイとなっているが、最後に同じ連勝劇を見せたのは“史上最強”にも数えられる2017-18シーズンのゴールデンステイト・ウォリアーズとあって、十分に価値あるものと言える。
■ホーネッツ直近6試合の戦績
※日付は現地時間、@=アウェーゲーム
2/22○129-112@ウィザーズ
2/24○131-99@ブルズ
2/26○133-109@ペイサーズ
2/28○109-93vsブレイザーズ
3/3○117-90vsマーベリックス
3/4○118-89@セルティックス
ふたつ目の記録は、「直近3シーズンのチャンピオンに20点差以上で勝利」というものだ。
ホーネッツは今季、1月5日に昨季王者のオクラホマシティ・サンダーに27点差(124-97)で勝利。1月18日には23年王者のデンバー・ナゲッツも23点差(110-87)で下すと、今回は24年王者のセルティックスを29点差で蹴散らす大物喰いを披露した。
この記録は過去に3チームが達成しているが、いずれも1950年代の出来事で、実に60年以上ぶりの快挙。ナゲッツ戦はニコラ・ヨキッチが不在、また今季のセルティックスはジェイソン・テイタムを故障で欠くため優勝候補の本命とは言えないものの、誇るべき記録に変わりはない。
9連勝の快進撃が始まった1月22日から3月4日までの勝率は、84.2%でリーグ1位。さらに平均得失点差(+13.0)、オフェンシブ・レーティング(121.3)、ネット・レーティング(+13.4)もNo.1の数字を叩き出している。1週間や2週間ならともかく、1か月半にわたってこれだけのスタッツを残せているのは、実力の証明だろう。
最後にプレーオフに出場したのは10年前と、現在リーグで最も長い低迷が続くホーネッツだが、本格的に殻を破るシーズンになりそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
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